送られる言葉

来月から秋田に住みます。

秋田に「帰る」じゃなく、秋田に「行く」んです。

3月からはコンビ内単身赴任という形で、活動を続けていきます。

秋田にもっと楽しいことを広げていければと思っています。


こんなご時世だというのに仲間たちがみんな気を使いながら送別会を開いてくれました。


2月8日、クレオパトラ長谷川さん。

長谷川さんは自らコンビとしての活動もしながら、劇団を作り、劇場を経営して、作家としても活動する変態の先輩です。

数々のライブを主宰し、普通に活動していたらなかなか出会わない沢山の仲間と出会わせてくれました。

そして、自ら経営する劇場を貸し切ってまで送別会を開いてくれました。

その送別会のメンバーは長谷川さんの人選だったのですが、凄く長谷川さんらしくて変な組み合わせでした。

グランジの大さん、マッハスピード剛速球のガン太、ネコニスズのヤマゲンが来てくれました。マジで長谷川さんでしか集められないメンバーでした。


グランジの大さんとは同郷でしかも同じ高校出身というのもあり事あるごとに可愛がっていただいていました。

改めてあんなにしっかり話すのは初めてだったんですが、本当に兄貴肌で昔ながらの芸人イズムを持っている方で、基本的に放送禁止用語しか使ってませんでしたが沢山の助言を下さいました。

「仁義」とか「筋を通すこと」とか、僕が一番苦手なジャンルについて僕にも理解できるように教えてくれました。

大さん!オレやってみます!押忍!!


ガン太には「コンビ内単身赴任って新しいじゃないですか、このワード使ってくださいよ」と言って貰いました。使わせて貰ってます。

ヤマゲンは「頑張ってください」とかなんかそんな感じの事を言っていたと思います。あんま覚えてません。


とにかく長谷川さんありがとうございました!長谷川さんは人と人を繋げることでエクスタシーを感じるタイプの変態だと思うので、これからも頼りにさせていただきます!沢山の出会いをありがとうございました!!


2月10日、大輪さん。

ケイダッシュに入って一番お世話になった先輩。

当時は大輪教授という名前で芸人をされていました、現在は作家さんをされています。芸人時代は本当に比喩じゃなく毎日一緒に遊んでいました。

大輪さんも凄く気を使ってくれて、一緒に箸をつける事のない料理って事でお寿司をごちそうになりました。

久々にお会いした大輪さん。気付けば大輪さんが芸人を引退された時と同じくらいの年齢になりましたよササキも。

相変わらず大輪さんは歪んでたなー。昨今のお笑いについても色々話したけど、全部斜めに見てたなー。書かないけど。

そんな中でも言われてハッとしたことがあります。

「楽して稼がないと。苦労して稼げるのは当たり前なんだから、楽してないと稼ぐって言わないよ。」

素晴らしいと思いませんか?もはや真理だもんね。

いくらやっても苦にならない仕事ってあるものね。そういう意味で楽していかないとね。苦しい仕事はしちゃいけないよ。

物事には必ず理由があると言います。それでいうと僕がケイダッシュに入った理由はきっと大輪さんに出会う為だったんじゃないかなと思いました。

沢山の事を教えていただきました。これからも教えてください!!


2月24日、どいちゅーさん。

どいさんが知り合いのお店を貸し切りにして送別会を開いてくれました。

行ってみてビックリ。そこは僕が東京に出てきて一番最初に住んだ町で、生まれた初めて常連になったお店の跡地でした。

もう15年も前の話なのでそのテナントには数々のお店が入り、今は全然違うお店になってますが、カウンターや店のつくりがそのままでものすごく懐かしかったです。

そこに集まったメンバーは、どいちゅーさん、ナターシャ、Y.J、のNEW寝小屋メンバー。

これまでの二回の送別会では話してこなかった、プライベートの話をひたすらしました。

逆にほとんど仕事の話はしなかったような気がします。

芸歴もそれぞれ違いますが、先輩後輩というのはまた違う関係というか、ほとんど友達に近いというか、てかもう完全に友達なので、話題も自然にそんな感じになります。

『インドア系コント集団』と自称していただけあって、自分の人生に影響を与えた漫画やカルチャーの話を通して時間を忘れるくらいにお互いの人生を語り合いました。

いや、人生っていうかほとんど恋バナでした。

「秋田に行くって言うのがええよな。帰るじゃないねん。行くやねん。」

どいちゅーさんが言ってくれた言葉です。

凄く胸がスッとしました。

秋田で活動すると聞いて「都落ち」的な考えを持つ人もいるようで。

僕としては今まで東京から発信していたけど、秋田から発信した方がもっといいだろうなと思っての事なので、まるでそんな考えが頭に無くてびっくりしました。

でも、これからはそんな人達に言っていこうと思います。

僕たちは秋田に行くんです!秋田から発信することを選んだんです!


改めて、送別会を開いてくれたみんなありがとうございました。

みんなからの言葉を胸に刻んで秋田に行ってきます。

また、こんなご時世なので送別会は無理だったけど心配して電話や連絡をくれたみんなも本当にありがとうございました。

沢山の仲間たちに出会わせてくれた東京に感謝してます。

東京を背負って秋田で頑張ります!

秋田を必ず楽しい街にしてみせます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?