インターネットは民主主義の敵か、海の道山の道、イギリスの食器、となりの山田くん
2019年第12週に読んだもの、見たもの、考えたこと。が、今回はあまり塩梅がよくなかった。
イギリス洋食器の旅
スリップウェアの本を読んでから、セント・アイヴスに旅行をするという妄想がちらつきはじめ、勉強のために買ってみた本。民芸に偏ってしまった目からは貴族趣味の器は魅力的に見えなくなってしまったんだけど、中興の祖であるジョサイア・ウェッジウッドのエピソードには胸が踊った。
欧州陶磁紀行
これは再読。
海の道 山の道(遠藤ケイ)
1月に友人が持ってきてくれた遠野や東北や民俗学に関する本が合計で8冊くらいあったのだが、これで読了。友人の部屋の匂いの染み付いた本に長い時をかけて没頭するというのは、いいものだ。
インターネットは民主主義の敵か
キャス・サンスティーン著。原書『Republic.com』は2001年に北米で刊行、日本語訳は2003年に刊行。ドットコムバブルの直後から、Web2.0という言葉が生まれるまでの空気が、ほぼ完璧な形で保存されている。いまさらこうした本を読んでいるのは、その主張を知りたいためではなく、そのときこうした意見を発することがどういうことだったのか、どのように受け止められたかといったことを考証するため。次の小説の材料としてあたっているところ。
ちなみに、著者の最新の意見はどうなっているかと気になり、『#リパブリック: インターネットは民主主義になにをもたらすのか』を購入。これは、この本の続々編にあたるとのこと。
ジブリの教科書11 となりの山田くん
11冊続けて読んできて、そろそろ大塚英志氏の解題が、実に手厳しく感じられてきたところ。
今週もがんばろう。
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