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自動化家電の最後のフロンティア、水回りなんじゃないか説。


どうしても家電で自動化できないもの

あまりにニッチなテーマだが、このnoteで言いたいことを最初に伝えると

  • 自動化家電を極めていくと、最後に自動化できず残るフロンティアは給水・排水の工程なんじゃないか。

  • この工程の自動化は、シンプルに家の中の水栓・排水溝の数がボトルネックなんじゃないか。

である。


この時点で「何を言ってるんだこいつは」と読む気が失せたあなたは極めて正しい。
僕も何を言ってるんだと思いながら書いている。

だが、家事を滅ぼすことに心血を注ぐ民としてこれまで数々の自動化家電の投入を行ってきた僕は今最後のフロンティアを目の前にその壁の高さを痛感している。

現代の自動化家電の力ではどうしても殲滅できない工程、それが給排水だ。





具体的に言うと…

除湿機&加湿器

ほぼ毎日の高頻度で水タンク交換作業が発生、かつリビングと寝室など複数台使用している場合は台数分の作業になるため面倒。
あとそもそも水タンク容量に連続運転時間が制約されるので、その度に運転停止になるのも困りもの。給排水が自動になり常時連続運転される未来が来て欲しい。

炊飯器

毎日1回釜に米と水を入れる作業が発生。
最近パナソニックが米の自動計量機能を持った炊飯器をリリースしたが、結局タンクの水かえが毎回必要で手作業工程が残ってしまうので言うほど手間は減らないなという印象。(それでも従来に比べると画期的な商品だとは思うが)

https://panasonic.jp/suihan/products/ax1.html


エスプレッソマシン

庫内清浄まで全自動でできるエスプレッソマシンを購入したが、水タンクに水を入れる工程、水受けトレイの排水を捨てる工程は2~3日に一回の手作業として残ってしまっている。

スチームオーブンレンジ

天下のヘルシオ様だがスチームオーブンなので水タンクへの給排水が必要。
基本毎回やらなきゃなので面倒。

ロボット掃除機のモップ

以前noteでも紹介したモップまで自動洗浄してくれるロボット掃除機。それ自体は最高だがタンクの水替え作業は定期的に発生する。






なぜ自動化できないか?どうすればできるか?

上記例に挙げた家電はバラバラだが、自動化できない工程は結局どれも共通して給排水だ。

「夢の洗濯物自動で畳んでくれるマシーン」のような単機能の自動化家電もありがたいが、こういった生活の中にある共通のペインが解決されてくれた方が個人的にはインパクトが大きい。



もちろんこれは夢物語ではない。
同じように給排水をする家電でも完全自動化ができているものもある、ドラム洗濯機と食洗器だ。

この二つは水の入口(水栓)と出口(排水溝)のすぐそばに置かれているという極めて物理的な恩恵により給排水工程の自動化に成功している。
逆にそれ以外の家電は水栓と排水溝がないので、その代替策として「水タンクという容量制約のある物体」を使わざるを得ない。



これを解決する策はシンプルだ。

必要なのは物理の力。

つまり。

家の壁中への水栓設置。(澄んだ目)







洗濯機や食洗機と同じように上下水道に各家電を直結するのが当たり前の世の中が来れば、最後のフロンティアこと給排水工程まで含めた完全自動化ができる。

この偉業に取り組む聡明な住宅メーカーと家電メーカーの登場が待たれる。

もちろんこれが簡単な道のりでないことは分かっている。

Xデーはまだ遠い。


だが、

いつか人類がそのフロンティアに到達することを夢見て。


その日まで僕は水タンクを交換し続ける。






Viva la…








Frontier !!!






読んで頂きありがとうございました!