新潟県視察〜大河津分水路

今から100年ほど前(1922年)に通水した大河津分水路ですが、越後平野を水害から守るとともに、平野の安全・安心が確保されたことから新幹線や高速道路の建設も可能となり、何よりも乾田化が進み新潟県を日本一の米どころに変貌させるなど、重要性は非常に高いものとなっています。
上流の治水事業が進むことにより相対的に大河津分水路の洪水処理能力が不足したことや全体として施設の老朽化が進むなど、大規模な修繕が必要な時期にさしかかっています。
また今年の台風19号により増水し、越水はしなかったものの観測史上最高水位となったこともあり、H27年度から事業期間約20年と全体事業費約1,200億円をかけて、大規模な改修工事に取り掛かっています。
信濃川大河津資料館には、これまでの洪水の歴史や工事記録など、ふるさと愛を高め、洪水の恐ろしさ、土木技術のスゴさ等、大変勉強になる展示がなされていることから、新潟県に住んでいる全ての方に訪れていただきたいし、特に小中学生は必ず行っていただきたい施設です。
また工事現場では、日頃見ることは無い大型の重機が作業していて、大変興味深いことから、作業現場を観光地化し、インフラツーリズムとしても活用しています。
ぜひ、一度訪れてみてください。

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