文章の柔軟性

1年ぶりの更新。最近、ひょんな出会いからお誘いをいただき、うちうちで開催されている「ライティングクラブ」なるものに参加させていただいている。先生は、わたしも憧れている著名な作家(!)の担当編集でもある、大手出版社の編集者だ。そんな会に呼んでいただけることは大変光栄で「まじ感謝🙏」って感じなのだが、ひとに見られる文章を書くのってすっごく難しい。

めちゃくちゃ時間を使って頭を悩ませて書いているので、「まあ、そこそこ面白いかな」というものが書けるには書ける(あくまでも自己評価でありますのでそのへんご容赦ください)。だが、読み返してみると、とにかく文章がめちゃくちゃ硬い。肩をぶんぶん回して、おまけに頬をぺちぺちと叩いて、「土俵際の力士かよ!」ってくらい気合いが入っている(のが分かる)。まだまだ自分もかっこつけたいんだなあ。「かっこつけることはかっこ悪い」って、もう十分知っているはずなのに。おれは、もっと軽やかに文章を書きたいはずなのに。

本当にひっさしぶりにnoteにログインしてみたら、昔の自分は、目標もないのにやけに頑張って毎日更新をしていた。背伸びした語彙を使っていたり、内容が稚拙だったりして目を瞑りたくなる箇所もあるが、「お、なかなかいい表現をしているじゃないか」と思える言い回しもちらほら。全体的には、するすると書きたいように書いている気がして、硬さを感じない伸び伸びとした感じに好感が持てた。何より、当時率直に思っていたことを読むのって、むずがゆさはありつつも面白いものです(記憶力がないので、自分が書いたものに普通に「へえ」とか「なるほど」と思っちゃう)。

というわけで、1年ぶりの更新をしました。次の記事はいつになるかわかりませんが、文章力向上の礎としてたまにはこの真っ白な画面に、男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。

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