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みんなの研鑽ノート636       神 様 物 語



ビンボ~神様ぁ~いらっしゃぁい💌


今は昔のこと.. 

出羽の国の横手町 平の城という所に ゆきち という名のそれはそれはめんこいのだけれど 服の袖は擦り付けた鼻汁でピカピカ、ズボンの裾はいつでも泥だらけの少々小汚ない おどごわらしがおりました

ゆきちの家はお稲荷さんの神社の裏にあり ゆきちは朝から晩まで神社の境内で 神様たちと遊んでおりました

神様たちは皆忙しそうで 少し遊んでは居なくなっちまうのですが 一人だけ  びんちゃん と呼ばれている優しい神様がいて一日中つるんで遊んでくれました

びんちゃんは ゆきちと同じで少々小汚ない..いやかなり薄汚いボロボロの着物を着ていて 顔は青白く痩せこけ頭はフケだらけで少し臭い?? んだけれど 虫には好かれるようでびんちゃんの回りにはいつでも可愛い小さなハエが沢山付きまとい ゆきちとも仲良くしてくれるのでした🎵

ただ不思議なことにびんちゃんの姿はゆきち以外の人には見えなかったようで 回りから見えるのはいつも沢山のハエを従えたゆきちの姿だけ…

なのでゆきちはみんなから ✨ひゃぁたがれ ✨という 美しいあだ名で呼ばれていました🎶

そうして親の愛情とびんちゃんの友情に守られスクスク育ったゆきちも やがて大人になり いつかしらびんちゃんと遊ぶこともなくなり遠い横浜という海辺の町で船大工の仕事をするようになりました

弟子入り奉公から十年も過ぎたある日のこと、一端の船大工になったゆきちは頭領として神事用の御用船一艘の造船を任されるまでになりました。

一年間の船籠り精進の末完成した神船を見た親方はその出来映えにことのほか喜び それまで船大工小屋に寝泊まりしていた ゆきちにご褒美として小さいながらも一軒家を与えました 🎶

その家に落ち着いた ゆきち は益々仕事に励み腕を上げ横浜のゆきちと言えば知らぬ者のいない名船大工として天下にその名を轟かせる迄になりました

近所との付き合いもよくゆきちの家はいつも暇なおばあちゃんたちのお茶のみ寄り合い場所になってました

そんなある日のこと……

ゆきちが家に帰るとばあちゃんたちの群れの後ろの壁に場にそぐわぬ風体のオヤジがポツンと座っていました

ばあちゃん達はそのオヤジを気にとめることもなくベチャクチャギャァギャァお喋りに余念がありません、

??誰だろ?近所で見たことないな…?

何処かで見たこと有るよな無いよな???...ま、いいか…

ゆきちがいつもの様に ばあちゃん達が用意してくれている晩御飯を食べ終え 明日の朝ごはんの支度迄済むと全員解散です

静寂の訪れた部屋にはゆきち以外誰もいない筈…なのに…なんとあのオヤジが壁際でゆきちの朝ごはんに箸をつけているではあぁりませんか?!!?!!

「うわ!あんた誰?!そのシャケと梅干しはオレの朝ごはんだぞ!」

オヤジはキョトンとした顔で
「そうだよ、これはお前の朝ごはんだぁよ👀それで… どうしたんだ??」

呆気に取られたゆきちは口とメンたまを大きく開けてオヤジの顔をしげしげと見つめ………??!!?!??

こいつ何処かで見たことあるぞ…知ってる………❗( ̄□ ̄;)!!

「もしかして びんちゃん?!!❗びんちゃんか‼️❔」

「うん!そう!オレ!オレ!ビンボー神のびん坊だぁよ🎵久しぶりだなや!」

「で、何でここにいるの??!」

「うん、先月月例の神様会議があってな、、他の神々は皆引っ張りだこで派遣先が百年先まで決まってるけど、、なんと言うかオレだけは派遣依頼がさっぱり無くて…そしたらな、議長のアメノミナカヌシのとっつぁんが ゆきちの所なら昔の馴染みで住み着かせてくれるだろうから世話になってこい、という訳でここに来たんだ」

「★◆▲!!!びんちゃんってビンボー神さんだったの?! んじゃオレはどんどん貧乏になるのか?!」

「そりゃそうだべぇ🎵ビンボー神の仕事はそれしかないもん 🎶 でも心配するな、俺だって神様の端くれだ、なんぼ貧乏させても仕事さえ真面目にやってりゃ日干しにはしないから安心していいぞ😁 あとあのばあちゃん達にはオレの姿は見えないから困ることなど一つもないのだ🎵」

………😓参ったなぁ…でもオレが子供の頃 ひゃあたがれ のオレと遊んでくれたのはびんちゃんだけだったし…

「そうか…んじゃぁしょうがねぇ、二、三日ゆっくりしていけや」

「二、三日だぁ?!折角来てやったんだ二、三年は一緒に大飯食ってやるからしっかり稼げよ!お礼に三年後にはお前の乏しい財産もすっからかんにしてあげるから安心しろ!😃」

😵💀👿🎌,,,,。。。

ということでゆきちは一生懸命仕事に励んだのだけれど、船造り業界は材料費の高騰や人夫不足で景気は悪くなる一方、たまに入る大口受注も苦労の末の完成引き渡し直前に発注先が倒産したりと、、ゆきちの貧乏にも拍車がかかって行くのでした

一年過ぎた頃にはゆきちの家にはびんちゃんの家族も住み着き、とは言えびんちゃんは嫁には逃げられたということで いつもお腹を空かせた五歳になる五つ子がピーピーギャーギャー§§∮¢∂‡¶!!

ゆきちはくたびれ果てておりました

そんなある日ビンボー神のびんちゃんがゆきちの晩御飯のおかずの目刺しを横取りしながら……

「なあ、ゆきち、、三年経ったけど子供たちも立派な貧乏神になったし ( 神様は七歳で男女席を同じゅうせず成人、一人立ちするのだそうだ ) ワシも明日は神様組合の年次総会があって出席せにゃならん、ちょっとの間留守にするけどサボらず稼いどけよ❗」

とのこと。。

ゆきちは……帰ってなんか来なくていいけど…それはそれでちょっと寂しくなるな…と思い、、もう、しょうがねぇや、、

「今度は晩御飯に目刺しだけでなく梅干しとナット~も用意しとくから待ってるよ」と言っちまった😵

それから数日後。、

ゆきちが帰宅すると玄関にはびんちゃんが旅支度をして待っていました。

「やぁびんちゃん!帰ってきたん?荷物置いて家に入れや!」

するとびんちゃんはそれまで見せたこともない神様笑顔で

「いやオレは次の派遣先が決まったから今日でお別れだ!三年間ありがとー!😄 それでな!神様組合の成績発表会でこの三年間のワシの実績が最高点と評価されてな!福の神事業部の連中が向こう五十年間 全員お前の所で研修する事に決まったんじゃ!108人程いるが、まぁみんな福の神だ!面倒みろや!あ!それからな!お前にもそろそろ嫁を授けにゃならんだろということで神様会一押しの美人巫女のみーちゃんを連れてきたから所帯を持て!じゃあな!バイバイ👻🎌」

(?_?)!!!!????

ゆきちが恐る恐る家に入ったらば。。

ナント!六畳四畳半の2LDKの筈の部屋が百畳敷きの大部屋の他に奥の間その又奥の間と襖が続き渡り廊下に奥の院、絢爛豪華な大豪邸に変わり果てているではありませんか😨
!!!!!????

そしてそこでは108人の福の神達が大宴会の真っ盛り🍶
その中でもひときわ景気の良さそうな大黒さまがゆきちを見つけて

「おー!旦那様のお帰りじゃ!神々よ!ご挨拶とお土産を!」

福の神様達にもみくちゃにされたゆきちは真ん中に座られせられました

代表のお大黒さまはおもむろに……

「ゆきち様、これまでの三年間 我が神様組合のお荷物だった貧乏神をよくぞ追い出しもせずお世話頂き 誠にありがとうございます m(_ _)m  貧乏神と言えども神は神 、我らの大切な仲間です、感謝にたえません、お礼の印しに神様組合永久保証書付のお名前と嫁を差し上げましょう👻  貴方は今日から ゆきち改め 諭吉 となりました、そしてお気に召そうが召すまいがこれが貴方の嫁ごです、巫女組合二番の美人です、覚悟を決めてお受け取りください」

(・・;)……「一番のビ、、美女では..ナイノデスカ,,.,」

「いや、そう贅沢を言ってはイケマセン…一番はビンボー神と駆け落ちしました😓」

「あ、あぁ..そうですか..ワカリマシタ😓」

そして、、お大黒さんの後ろから現れた巫女さんは。、

それはそれは美しく艶やか…ただ良く良く見ると少しコワソーナ😨…いや!そんなことはありません!多分優しいに違いない!コトヲイノロー😵。。、がにっこり微笑んで🎵

「わたくし、巫女組合から参りました  みこ と申します 🎵 諭吉様、これから幾久しくよろしくお願いします」と。、

諭吉は蛇に睨まれた蛙状態 🐍 🐸

かくして神々との新所帯を持った諭吉の商売は大発展、

今ではその子孫は世界の豪華客船やスーパータンカーを初め軍艦以外の全ての船造りを手掛ける大企業に成長しているのです、メデタシ..メデタシ..

。。。教訓。。。

貧乏神も神様だ 福の神も神様だ

あんたのダンナも神様だ 女房はみんな女神様

運が良いのか悪いのか 付いちまったからしょうがない

コツコツ コツコツ働いて 死ぬまで笑って暮らしましょ🎵

人生楽しく終えたなら 大きなご褒美携えて 最後の神様やって来る

💕死神さまも神様だ😍💕💓💖

オアトガヨロシイヨウデ👻🎌

皆様❗↓↓↓↓↓

ビンボー神にも愛のエネルギーを‼️

✋✨✴✨✴💕✨✴💓

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(宗教団体とは一切関わりありません、純粋なエネルギー研究組織です)

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