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ASMRの話

大惨事成長期と申します、よろしくお願いします。


このnoteをご覧の方、そしてその背後霊さん、お疲れ様です。

さて本日は、毎晩毎晩ドスケベ耳舐めASMRを聞きながら「うん…キスする…チューしたい…」とつぶやき、虚空に向かって舌先をチロチロと動かす行為をお嗜み遊ばされている皆様に、何とかご相談に乗って頂きたい事がございます。

先日、僕はとある18禁ASMR作品と出会いました。
僕は普段ASMRを全く聞かないのですが、興味本位でサンプルボイスを試聴してみたのです。





その瞬間、僕の心の球審が叫びました。






『ストライ----ーーーーック!!!!!!』





そう、その声優さんの声は僕の性癖にドストライクだったのです。
さらに声質だけではなく、作品設定のキャラやシチュエーション、話し方等々に至るまで、何もかもが完璧な作品。まるで大谷翔平が投じた真ん中中央160km/hストレート並みの衝撃が走りました。

『こりゃ最高の作品に巡り会えたぜよ!これがチッポン(※1)の夜明けぜよぉぉぉ!!!!』と革命前夜の決起集会と見まごうばかりの勢いで即購入。
5万円のSONY製ヘッドホンを装着してウキウキしながら蒼穹のファスナーとパンツを下ろすと、僕のヱヴァンゲリヲン2号機(※2)は既にシンクロ率400%のシステムオールグリーン臨戦態勢。
意気揚々と再生ボタンをタップしました。

えっちな展開に行くまでの純愛イチャラブ会話を聞きながら、1番興奮する銀河鉄道69を楽しみに、僕は自分の機動戦艦(※3)をゆっくり優しくナデナデシコシコしておりました。

しかし、その時出てきた汁は股間からではありませんでした。











僕の両眼からでした。






えっちな展開に入る前のイチャラブ会話が、元彼女との会話と重なってしまったのです。

あの時元カノと喋っていた、たわいもない会話が、キスをした後の照れをごまかすための冗談が、脳髄が溶けるほどの甘いささやき声が、脳の奥底に残っていた記憶を呼び覚ましたのです。

                   ビッグ・サム
数分前まで拠点要塞モビルアーマー『巨大息子』(※4)と化していたはずのポケットモンスター(※5)は見る影もありません。
ゴビ砂漠の如く乾き切ってしまった粗チン(※6)をゆっくりとパンツに仕舞い、用意していたティッシュで涙と鼻水を拭う結果となりました。

     ハードラック   ダンス
しかし僕の不運との踊りはそこで終わりではありません。
弱り目に祟り目とはよく言ったものです。
そのタイミングでAmazonの即日配達が呼び鈴を鳴らし、僕は号泣しながらオートロックを解除しました。

パンツ1枚で泣きじゃくっているアラサー男性と対面した配達員さんは、明らかにドン引きしながら代引きを済ませ、そそくさと帰って行きました。

僕はどうすればいいのでしょう。
助けてください。

(注釈 ※1〜5:男性器の意・※6:粗野な男性器の意)

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