高く遠くへ

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紀伊国屋オーロラ店さん、2012年。
あの頃から勝っても負けても、いや圧倒的に負けてても、オーロラ店さんはいつもこうして店頭で応援してくれてた。
7年後の今こうして見ると、その通りになったねって言えるのがすごい。
言えるようになるために過ごしてきた時間は長かったのか短かったのか。

味わいたくなかった経験は山程あるけど、無駄にした経験はなかったと言ってもいいよね。今回くらいはね。


絶望的に負け続けたシーズンでも見捨てなかった人達。
負けてばかりいた時でもスタジアムにいたのに今はいない人達。
そんな2012年以前を口伝えでしか知らない人達。
過去を何も知らないで今スタジアムに集まっている人達。

選手だったり社員だったりスタッフだったりスポンサーだったりサポーターだったり。
いろいろな形でいろいろな立場から、このチームを紡いできた人達がいる。チームを形作っていた人達がいる。
弱い頃を支えた人、強くなろうとする時代を作る人、その誰がいなくても今札幌はここにこうして存在することは出来なかった。

有形無形の細い糸が、千切れず繋がりつづけ今週末の舞台を迎える。
「2012年の全てから、高く遠くへ跳ぶ」ことが出来た。
それは到達点のようだけど、同時にそこが新しい出発点になる。きっとね。


(しばらく足を運んでないという人が何らかの縁でもしここをうっかり踏んでしまっていたら、今からでも遅くないので。ぜひ。)

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