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Tokyo2020オリンピック セルフポートレート⑤

Season2 予選 〜トライ アンド エラーのRoad〜

Episode2 7月25日 Day2女子予選のはじまり

男子はまた違い、スピード感があり華やかに見え、そして激しくあたる!

この日の英語担当はデイブ。
こちらもマーカスとはタイプは異なり、テンション高くよく喋る。
私の隙間スイッチチャンスも、試合の流れがある中でのタイミングがポイントとなり、この経験が良い方向性を導きました。
シュートの後に自分の高まる気持ちをキープして、
デイブのコメントのテンションに合わせて入り、言葉尻を纏める。

例えば、
Dave「Unbelievable! 〇〇番〇〇選手のスーパーショット!」

「豪快に決めたのは〇〇番〇〇! 同点です⤵︎。」

つまりテンションの高さだけでなく、時には静かに言葉を納めプレーに集中する間を創る事も大事にし始めた。

また、よくメディアなどで有りがちな特定の選手の容姿で”美しい”だとか、
”かわいい”などの表現はしないと決め、
プレースタイルやコート上での立ち姿に対して言葉を表現することを自身のルールにしました。

例えば、パスを受け素早く決めたシュートには、
「ハンガリー66番ビクトリア ルカーチの華麗に決めたイコライザー。」

フェイントを使い、フワッとしたゴールシーンには、
「ルカーチ今度は優しく決めた。速さだけではない魔性のテクニック!」

男子でも言える事で、すごくスタイリッシュなアフリカンフレンチの
リュック アバローという選手がいます。

「アバロー、その控えてたその翼を広げて決めてきた!」

ハンドボールにはWingというコートの左右両サイドでプレーするポジションがあります。
よく動くポジションですが、気配を消して大人しくしてる時があり、
だいたいその時は飛び込んできて、空中でパスを受け、腕を大きく広げてシュートするハンドボールの代名詞のようなダイナミックなプレー。
正に鳥が飛び立つのに翼を広げる印象があります。

または、
「左0度からのフライングショット!」
しかし、こちらは”フライング”がミスしたように聞こえるので、
シンプルに”スーパープレー”に変えました 笑
こうした好ゲームや洗練された技術に支えられながら、自分の引き出しを増やして行き“声“で試合をアシストしていきます。
もし、古舘伊知郎さんならどう表現するのだろうと考えたりもしました。
しかし、言いたい事を言い過ぎではただの自己満足とも思い、
この振り分けがトライ アンド エラーのポイントとなります。

さてBack to the 二日目。

この日のからモーリーとデイブは、
両肘と爪先で身体を支えるプランクという体感トレーニングを、
毎試合のハーフタイムに2分間行うようになりました。
最初は誰もが「二人で楽しんでるなぁ。 自由だなぁ。」程度しか思っていませんでしたが、、
これが後に我々チームの結束を表す絆の儀式に変わっていきます。

私自身は試合後、毎晩の1人反省会。
けど悩む事はなく常に考えをリニューアルしていく。
なにせ、すぐ次の日にはその考えを生かせる試合がやってくるのだから。

さて次回は予選は中盤に差し掛かり、新たな出会いと出来事を記して行きたいと思います。

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