与える戦略×奪う戦略
ネットを活用しビジネスを行っていると「与える戦略」が当たり前のように思いますが、実は「奪う戦略」をしていることろが案外多いと気づきます。
この「与える」と言うのが「返報性の法則」を利用したものですが、実は戦術のように思いがちですが、視点を変えると大きな戦略に変わります。
すべて与えると決めると反応がまったく変わります。
どんなビジネスでも金額をベースにサービス内容は決まっています。
しかし、「奪う戦略」の場合、金額以外のものは「しない」。
そして、もっと最悪なのは、足元を見ることです。
ある業者は、ホームページの写真1枚を変更するだけで7万円の請求をします。
ホームページを作れる人からしたらぼったくりと分かります。
しかし、知らない人は「そんなものかな」と思ってしまう。
これが、「奪う戦略」です。
相手が知らなければいいという戦略をしていると継続しません。
ただ、これは金額だけで言いましたが、交換だとしても7万円の価値があるとお客様が感じるものであれば、もちろんいいわけです。
例えば
有名な写真家が撮った写真であれば、7万円は安いかもしれません。
ただ今回の場合、自分が提供した写真を交換するのに7万円だというので、単純に情報弱者を狙った戦略です。
では、「与える戦略」はどういうことか?
例えばランチを食べたとします。
メニューにはハンバーグ、ライス、サラダとの記載。
食後ゆっくりしていたら、「プチケーキとお飲み物をサービスでお出しできますがどうされますか?」と言われたらどうでしょう?
予想外のサービス。
これって、ケーキが不要な人は断ればいいだけでうれしく思うはずです。
これが逆だとどうなるか?
メニューにはハンバーグ、ライス、サラダ、ケーキ、飲み物と記載。
で、食後にケーキが来た瞬間。
「ちゃっちいな、こんなもんか」と思われるかもしれません。
ただ、このように同じものを提供しても、予想外というサプライズがあるだけで喜ばれるようになるのです。
ですので、これからビジネスを立ち上げる人や、今すでにビジネスを持っている人はどうしたら「与える戦略」が出来るかを考えて下さい。
それには、日ごろからの練習が必要です。
「俺は客だ、サービスして当然だ」と考える人は、基本が「奪う思考」です。
こういう人は思考を変えない限り絶対成功しません。
これは自分がお客様側でも同じこと。
サービスして当然と考えるのではなく、どうしたら気持ちよく仕事をしてくれるかなと考えます。
当然、提供側も人間です。
そういう人には、基本サービス以外のオマケをしてくれるようになります。
これが「与える戦略」。
また、セミナーや無料相談会でもよくいます。
情報だけどんどん取ってやろうと考える人が「くれくれ君」と業界では言いますが、数ヶ月後会うとそういう人は成功していないだけでなく、余計に悪くなっています。
しかし与える人は、知らない間にどんどん活躍の場を広げています。
初めてこちらから相手に近づく場合は特にです。
誰か知らない人がいきなりやってきて「○○万円かかります」と言われたらどうですか?
どんなサービスでどんなクオリティーでどんなメリットがあるか分からない人に頼む理由がありません。
ただこれは、必ずしも無料で行えということではありません。
相手が何をリスクと感じ、何を求めているのかが分かれば、それを解決する視点を戦略に入れればいいだけです。
今回、あなたはこの話を聞いてどう自分のビジネスに役立てますか?
そして、あなたの基本思考は「与える思考」になっていますか?
もし「奪う思考」だと、人から奪っている間は逆にどんどん奪われることになりますよ。
ということで、今回はここまで。
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