見出し画像

今日のデートは98点です!/3月8日

今日は高校の時の最高友達と最高予定でした。

朝起きたのは9時くらい。昨日の夜に今日の事を相談するとき、「10時に集まる?」と言われたけど「ちょっとさすがに無理かも、、、、、」という返信をした末に決定した、11時という集合時間に間に合うための起床時間。

朝ご飯に、母親からもらったイチゴを食べる。牛乳と砂糖をかけて食べたのだけど、イチゴを潰す用の食器が無くて、無理やりに小さいフォークで潰した。あまりに指が痛かった。なんならぐにゃーんとフォークは曲がってしまって、何回か曲げ戻した。多分もうすぐぶっ壊れる。

品川駅に着くまでに、「なるべくスマホを見ない」という事を心がける。へんに充電が減るのは嫌だし、せっかく外に出るために早起きしたのに、スマホ見るなんてもったいないから。ラジオを聞いたり、音楽を聴いたり、本を読んだりする。

そういう風な心持ちで、行きの電車の中、扉にもたれかかりながら本を読んでいたら、頁に明かりが差し込んできた。そういえば外に出たら所々雪が積もっていたし、体感的に今の電車の位置的に外には畑が広がっているから、顔を上げれば真っ白な景色が広がっているんだ、と思って顔を上げたらまさにそういう風な景色だった。「綺麗なものがあるぞ!」と思って顔を上げたら本当に綺麗な景色があるという事が嬉しくて、本を読むのを止めてぼうっと窓の外を眺めていた。

品川駅に着いたけれど、昨日の4時までレポートを書いていた友達が無事に起床したのにも関わらず、電車のせいで遅れるという連絡が来る。それまでウロウロしたり、カメラをいじったりする。折角さ、水族館なんだから、僕はカメラを持ってきたのです。

外国人殺し

無事に合流して、水族館に向かう。

この写真撮ってる時に「おのぼりさん」って言われた

入り口にすぐにでっかい船がある。どうやらグワングワン揺れる奴らしい。海賊がモチーフで、人は並んでいないから人気はなさそう。目の前で稼働し始めたけど、乗ってる人も少ないし、なんか表情が「はいはい笑」みたいな顔している。アトラクション付きチケットを購入していたので、何か一つアトラクションを無料で乗れるのだが、一度パスして先に進む。

入口の魚

すると、次のエリアにメリーゴーランドがある。僕たちは水族館のメリーゴーランドに乗るという名目でこの予定を組んだので、さっそく乗ろうとする。しかし冷静になると「魚もまだ見てないのに……?」という思いになり、一度無視する。最悪爆走で逆走すればここに戻ってこられるのだから。

ここからは色んな魚が見れるゾーン。季節柄だろうか、桜がモチーフになっていて、プロジェクションマッピングのように部屋全体に桜が散っている。綺麗。水槽にも桜のような貝が散らされていて素敵。タツノオトシゴが絡まり合っていて、喧嘩してるのかと思った。

バーコード
絡まりすぎだし、お腹出すぎ

鯉とか日本っぽい魚のゾーンもある。

こい
ちいちゃいねえ
友達の手
群れてるなあ

一度クラゲのゾーンが挟まれる。クラゲ可愛い。ふわふわしている。友達が「動くシイタケ」と呼称していた。「お腹減ってくる」とまで言い出すので、こいつマジか、と思うのだが、「かわいい」と次の瞬間にはクラゲを愛で始めるので安心する。

あかい
あおい
とうめい
レースみたい
天井越し

そのまま進むと、開かれてスタジアムのような場所にたどり着く。どうやらイルカショーらしい。昨日この水族館に行ったことのある友達からおすすめされていたので見てみることにする。席に着くとそのままショーが始まる。ちょうどの時間だったらしい。天才の予定。

まず踊りの練習、ジャンボリミッキー。「桜夢想」というタイトルのショーで桜をモチーフにしたショー。指揮を取っているお姉さんが袴を着ている。かわいい。周りを見渡すと幼稚園児が尋常じゃない数多い。少子化問題が解決したのかと思ったけれど、どうやら遠足らしい。

お姉さんの指示通り子供たちが動く。皆同じように動くのでかわいい。いつもやってることと変わらないんだろう。素直だ。幼稚園の先生が、指導する目でお姉さんを見ている。仕事のスイッチが入っちゃうのかな。怖い。

カッコいい音楽と一緒にイルカのジャンプからショーが始まる。めっちゃ凄い。僕はその昔、油壷マリンパークの常連で、異常なまでに水族館に通っていたので、正直「はいはいイルカショーって言ってもさ、大したことないんでしょ笑」という卑屈な目で見ていた。でもそれは瞬時にひっくり返された。超すごい。

すぷらっしゅ!!!
ファンサ

ジャンプは凄いし、イルカのファンサービスは凄いし、音楽も素敵で、構成もとても素敵。最後の最後まで楽しかったし、年甲斐もなく「わーーー!」とか「かわいいーー」とか大声で言っていた。楽しかった。前の先の人はびしょびしょで、夏なら濡れたかったな、と思う。

きっちりショーを楽しんで、次のおさかなゾーンに向かう。先ほどとは打って変わって大きな水槽が立ち並び、魚たちも大きくなる。今までは一つの水槽に一種類の魚だったけれど、ここからは共存している。「あ、ドリーだ!」となったり「なんかでっかいやつが寝てんな」となったりする。

トンネルがあって、順路を無視していきなりトンネルに入る。ちょっと明るくて、マンタやエイを見上げる。ちょっと明るい水族館のこのトンネルが好きで、楽しい。抜けた先にも展示があって、他の水槽も綺麗で楽しい。

こいつまじで動かない

一個奥まったところに入ると、ちょっと蒸し暑い。どうやら爬虫類のコーナーだ。僕は爬虫類が苦手なのだが、目の前にするとどうしても興味深くなる。変な見た目で、じっと見つめたくなる。奥には「なんとかドクガエル」が居て、「毒」がむき出し過ぎるな、と思う。写真はない。

また、ペンギンとかアザラシとかもいる。ペンギンに向かって子供が「だるまさんがころんだーー、動いた!」と言っている。おそらくコミュニケーションが取れているのだろう。写真はない。

最後の方の水槽に、綺麗な色の魚が多く集まっていて、ニモとかドリーとか居て、人気者大集合水槽だった。下を見るとチンアナゴが居て「チンアナゴ~~~」と言う。「さかなーーーー」とも言う。友達は反応してくれなかった。リコリスリコイル。

ちんあなご〜〜〜
ドリーなのね
ニモなのよ
なにこれ
ちんあなご〜〜〜〜〜〜〜〜

そのまま進んでいくと、またスタジアムのような場所に出る。どうやら全部見たらしい。そのまま出口まで向かおうとするが、売店があって「ノコギリエイドッグ」なるものを見つける。ソーセージがノコギリエイのようにはみ出しているホットドッグだ。小腹を満たすことも兼ねて食べる。

食べるのが難しかったけれど、美味しかった。久しぶりに食べたホットドッグだし、ちょっとお腹もすいていたので、満足。友達が「話題作りのために食べたのに思ったより美味しいね」と言ってくる。全く同じ気持ちで嬉しくなる。楽しい。

ケチャップとマスタードの塗り方が下手すぎる

そのまま出口に向かって、再入場し、メリーゴーランドに乗る。人は過疎っていた。悲しい。メリーゴーランドなんてブレた写真撮るものだろ、と思って撮る。素敵な写真ばかり。二人でイルカに乗った。乗る魚や動物を選べるのだが、「イルカがいいなあ」という思考が被った。ふあーーんとか言いながらそのままストップする。

ぶれてる友達
ぶれてるメリーゴーランド
ぶれすぎている友達

そのまま出口まで爆走で行こうとしたのだが、先ほどの海賊の船のアトラクションの入り口に着く。料金は500円。僕はこのアトラクションをなめていたけれど、「せっかくだしなあ」という思いが募り、乗ることにする。客はいないので貸し切り。一番後ろに乗り込み、案内のお姉さんに手を振る。アトラクションスタート。

結論から言うと、めっちゃ面白かった。想像以上に高さとスピードがあって、スリル満点。めちゃくちゃ漕いだブランコのスケールデカすぎるバージョンみたいな感じ。浮遊感が凄くて、大満足した。

写真を撮る友達を撮る

「乗ってよかったね」と言い合いながら爆走で出口まで行く。途中にペンギンの運動会が行われていたけど人が多すぎたのでとりあえず無視した。

1番右は偽物です

そのまま外に出たのだが、全体を通して満足してしまって、すっごい良い気分。イルカショーもペンギンの運動会もその他も何も待つことなく、ちょっと休みつつ、みたいに巡ることが出来て、理想のお客様だったと思う。

「楽しかったね」と友達と言い合いながら歩く。次の目的地は「純喫茶もくもく」という所。月ノ美兎が教えてくれた。品川から歩いて30分くらいなので、のんびり向かう。歩いている最中に互いの大学の話とか、高校の時の友達の話とか、すれ違った港区のママさんの話とか、工事途中の建物のクレーンの話とかする。高輪ゲートウェイ駅を見る。工事しすぎてて笑う。

途中に神社があったので挨拶する。奥まったところにあったのだが、意外と閑静で大きな神社だった。人の絵馬を見る。「ずっとずっとLOVE、ずっらぶ」の絵馬は無かった。せ日本の通貨の単位は「円」なので、どのお金を投げても「縁」に結ばれる。それは良いシステムだなあと思いながら参拝する。

しかし、僕が投げたお金は賽銭箱を超えて奥の方に落ちていく。チャリーンと地面にお金が落ちる。友達は「何してんの??」と言う。僕だって何してるのか聞きたい。

しょうがないのでそのまま参拝するが、神様俺の願い聞こえてるのかな。不安だな。だってお金が賽銭箱飛び越えてんだもんな。

のんびり歩いて到着。東京タワーが真っすぐ見える道から一本入ったところ。慶応義塾大学がある場所で、奥まったところには美味しそうな飲食店が何個もある。「羨ましいぜ」とか思いながら入店。

漢字のコーヒー
もっくもっく

客は少なくてラッキー。座れる。ちょっとだけ煙草の匂いがして、落ち着いた店内。「この店近所の欲しいな……」とか思いながらメニューを見る。僕は「喫茶店のカレー」を選択。「喫茶店の」という文言に惹かれる。友達はプリンアラモード。かわいい。届いたカレーは美味しい。外のカレーと家のカレーを混ぜたみたいな、真ん中の味がする。安心するおいしさ。

かわいいプリンアラモード
かっこいいカレー

食べながら色々たくさん話す。久しぶりに会う友達なんだからちょっと座って話したいものです。店内が温かくて眠くなる。まどろみながら適当に話すのが心地よくていい気持ち。驚くことも笑えることも多くて、絶えることなく話す。

ある程度はなして、互いに買いたい本があるという事なので本屋に向かう事にする。オフィスタワーの中にある本屋へ向かって歩き出す。

この辺りから「ミニスカートで襲撃だ!」が頭に残ってずっと言ってたら、友達から怒られる。

駅を抜けて、本屋がどこにあるか探そうとするが、オフィスビル過ぎて気圧される。一回間違って働く人用の入り口に入ってしまった。お邪魔無視すぎて退散する。

何とか見つけた本屋には大量にビジネス書がある。スタバも併設されている。マネーの香りがプンプンするぜ、これは凄い本屋だ、とは思ったが何とか互いに求めている本と、たまたま見つけた買いたい本を買った。その二つがあれば一日の幸福度が変わるのだ。

その時点で6時くらいだったので解散することにする。友達は昨日4時までレポートを書いていたのだ。そりゃ眠い。僕も眠い。

改札に入って同じホームに行く。でも反対方向なので電車は違う。友達の電車が先に来て、友達が乗り込む。なんか寂しかったので手を差し出す。そのまま握手をする。扉が閉じて一人になる。ホームで電車を待ちながらカメラの写真を見返して、今日は楽しかったなあと思う。

LINEで「ほんとに楽しかった」とか「気を付けて帰ってね」とか言って、自分も帰路につく。幸福を漂わせたまま帰宅し、この日記を書いている。

超楽しかったな今日。最高友達と最高予定でした。

デートの点数は解散した時のスマホの充電のパーセンテージで決まるという。スマホを見ないで、話すことに夢中になれば、それは良いデートという事だ。その話を思い出して自分のスマホを見ると、80%ぐらいで、超点数が高い。良いデートだ。

でも自分の点数が高くて、相手の点数が低いと最悪だ。だから友達に聞いてみたら「98%だよ」と言う。よく考えたら喫茶店で充電のコンセントを貸した。そりゃ点数は高いか。

まあ本当に楽しかったから満足だ。

昨日は日記を書くのを休んだので、今日は日記を書くのが楽しかった。

相も変わらず反応が嬉しいです。色々反応してくれると、非常に喜びます。

久しぶりに東京で遊ぶと、「首都にいる」という感覚になる。

2024年を生きる最先端の僕らは、工事中の場所と綺麗な遊び場と残った神社に囲まれている。

今日ある建物は明日もあるか分からないし、遊びつくすのが吉なんだろう。

東京という街に居続けるのだから、多少愛着を持って、思い出と共に暮らしていきたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?