日ごろの看男たち 第13回「看男の紹介:動機」

登場人物
・看男(かんお):のほほん総合病院の3M病棟に勤務する8年目の中堅男性看護師。

・後追(のちおい)くん:のほほん総合病院の3M病棟に勤務する2年目の男性看護師。看男の後輩。

・先行(さきゆき)さん:のほほん総合病院の3M病棟に勤務する11年目の中堅男性看護師。看男の先輩。

・那須(なす)さん:総合病院の3M病棟に勤務する5年目の看護師。女性。後追くんより先輩で看男より後輩。

那須さん「まずは今作の主人公、看男さんです!」

看男「看男(かんお)です。宜しくお願いします」

那須さん「のほほん総合病院の3M病棟に勤務する男性看護師さん。短かく髪を切り揃えた、20代~30代に見える中肉中背で上下白衣の男です!」

看男「なぜにご近所で目撃された不審者情報みたいな紹介をされてるんですかね、僕……」

那須さん「看護師歴は総合病院の一般病棟で8年目! 立派な中堅看護師です。私も新人のころはお世話になりました!」

看男「まだまだ勉強不足の身ですが、最近、自分なりの看護とはどんなものなのかと考えたりします」

那須さん「さて、そんな看男さんが看護師を目指した理由とは何なのでしょうか?」

看男「えーとね、長く不景気が続いているし、手に職をつけて安定した収入を確保しつつ趣味を楽しめる金銭的余裕も欲しくていろいろ考えたんだけど、看護師だったら国家資格職だし、いろんな形態でも働けるし、シフト制だから休みもないわけじゃないだろうし、それに僕でも人の役にたてるのかなーとか……」

那須さん「はい長ーい! 後が控えてるのでもっと簡潔に! 夜勤明けの申し送りのように!」

看男「…………えっと、遊ぶ金ほしさに?」

那須さん「なんかの容疑者か」

看男「いやワリと大事なことだと思うんだ、コレ」

※日本のどこでも需要があり、労働形態が多様で一定以上の収入が見込める点は看護職の大きなメリットだと思います。
※※労働環境と労働内容の兼ね合いにもよりますけど。だいたいの病院はどんな職種でもブラック傾向。

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