左なら

僕は空手でも水上スキーでも
右足を前に出すサウスポースタイルだった。

これは誰に決められた訳でもなく、
動き易かったので自然にそうなった。

ただ競技によっては、
多少の有利不利はあるようだ。

例えば水上スキーのスラロームはゲートを通過した後の
第一ブイをクリアする為、右方向のファーストクリアが、
右軸のほうが、その後の展開を有利にしたり。

最初に述べたように、僕の場合は有利不利を理解した上で右前を決めた訳ではなく、自然にそうなった。

自然にと言うのは正確では無かった。
小学生の頃に剣道を習っていて、その時に先生から構えを教えられて何も考える事なく、右足を前にして構えるものと思ってやっていた。

これがサウスポー、右前足の最初だった。

一説には心臓が左側にあるからどうとか、
右利きなら右側に筋肉が偏るスポーツ選手が多く、重心を置きやすいからと言うものもある。

因みに右側重心説を唱えているのは僕なのですが。
証明は今のところできません。 笑

右利きならオーソドックススタイルで、左足が前になるのが普通のようですが。

しかし僕は野球をやっていた事も関係あるのかもしれませんが、右腕や右肩など、右半身の筋肉が明らかに充実しています。同時に右肩周りの筋肉のせいで腕が重く、可動範囲も狭くなっています。左と比較して。

それで左ストレートが自然に出るし、出し易い。
右前足に重心を置くと、左足の時より、安定する。
右下半身のほうが明らかに筋力が強いからと自分では思っている。

野球やテニスなどの球技は利き腕、利き足に筋肉が偏る傾向があります。
格闘技の場合は均等に使えるのが理想ですが、構えの関係も有り、
やはり左右どちらかを多用するようになるはずです。

僕の場合もサウスポースタイルからの左ストレート、左三日月蹴り、左ハイキックが出しやすく、得意でした。

左ストレートも右で打つ時より、射程が長く、ワン・ツーで打たなくてもいきなりのストレートが良く決まります。

これは下半身の安定から来るものだと思っています。

サウスポーのいきなりのストレートで倒されるオーソの選手を頻繁に見かけます。特にキックボクシングでは蹴りの間合いの関係もあって、必ずしもワン・ツーのジャブがボクシングのようにヒットする間合いでは無い事から生じるものと思われます。

パンチ主体のボクシング的になる場合は、間合いが非常に近くなりボクシングに似て来るのでジャブも有効にはなりますが、蹴りを多用すればするほど、射程の長いいきなりのパンチが有効になります。

これは本来、オーソでも同じ事だと思います。

ボクシングをただ参考にするだけでなく、ルールに適応した技術を考えるべきです。下半身を安定させればオーソでもサウスポーと同じようなストレートが打てるのではないでしょうか。

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