小野寺美咲|ライター・インタビュアー

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最近の記事

「腹から声出して再確認」日記|小野寺

ネットサーフィンをしていて「過剰適応」という言葉を知った。 「過剰適応」とは『在る環境に適応するために、自身の行動や考え方を変える程度が度を超えている状態』を指すらしい。その結果、うつ病やパニック障害、学校ではいい子だけど家で癇癪を起こす……といった状態を引き起こすこともある。人から良く思われたい、認められたいという「承認欲求」は社会生活を営んでいる限り誰もが抱くものだが、欲求が強くなるあまり、自己の本質よりも他者に認められるための行動を優先してしまい、心身を消耗してしまう

    • 「『善性』を信じるメンタル」日記|小野寺

       自分が一番輝いていた頃の思い出話ばかりする人は、少なくない。「あの頃が一番楽しかった」とはっきり口にはしなくとも「この人はこの時の自分が一番好きだったんだろうな」と思える言動を、よく目にする。 私はというと、ありがたいことに周囲に救われ身体もピンシャン動くので、いつかの時期を一番楽しかった、と思ったことがない。学生時代に長い失恋をしたときは「あの日に戻りたい」と毎日思っていた気もするが、それは若者の戯言、ノーカンでいいだろう。「情報の深さ」=豊かさといったん定義している性格

      • 【やったね】かがみよかがみさんに掲載されたエッセイ〜3度目〜

        WEBメディア「かがみよかがみ」さんにエッセイを掲載していただいた!3度目! はじめてちゃんと父について書きました。いい人です。 前回のエッセイも読んで欲しいです。

        • 世の中、何かを生み出す人=クリエイターやアーティストという発想が強すぎる気がするし、それが最上に尊いもの、とされすぎてないか?特にネットで。向き不向きでしかないのに……とよく思う。淡々と仕事をしている人、社会をまっとうに回している人が卑下してしまう世界なんて寂しすぎる。

        「腹から声出して再確認」日記|小野寺

          「ムテキの人の自戒」日記|小野寺

          記事を投稿する直前、自分が特定されるんじゃないか、会社の人に見つかったら、友達に笑われたら……などとハラハラして、でも書いて公開したいのはしたいのでうんうん悩み、えいやっと投稿してはまた見返してハラハラした。 これが4年前、このnoteの最初の記事を書いたときのことだ。 * それが今やどうだ。小野寺美咲という本名で、仕事や住まい、父母のこともバンバカ書いているし、どうせ本人が読むこともないだろうからと子供時代の姉が過剰適応ゆえに自分をコントロールできず家で暴れまくっていた話

          「ムテキの人の自戒」日記|小野寺

          「地球に文句垂れ」日記|小野寺

          目下、肩こり、ストレッチをしても気休めにしかならず、18時まで仕事をしていると体が悲鳴を上げる。バンテリンorボルタレンデビュー?整体に通うのは悔しい。それでも発狂しそうなほど辛い。本当は仕事が終わったら自分の好きに文字を書きたいのに、体がついていかない。今シェアハウスに住んでいて、毎日湯船につかれないのだが、まずいかもしれない。危機。 体調が悪いとこんな面白くないことしか書けない。宛のない体調不良話、誰が興味あんねんボケ!でも「辛いけど、私、頑張るぴょん♪」みたいなことは

          「地球に文句垂れ」日記|小野寺

          【やったね】かがみよかがみさんに掲載されたエッセイ〜2度目〜

          WEBメディア「かがみよかがみ」さんにエッセイを掲載していただいた!嬉しい。2度目! 東京・中板橋のあの喫茶店はなんという名前だったんだろう。もう思い出せない、思い出深い店について書きました。 前回のエッセイも読んで欲しいです。 湿っぽいけど希望的な文章だと思います。よろしくです!

          【やったね】かがみよかがみさんに掲載されたエッセイ〜2度目〜

          「アップデーター女」日記|小野寺

          「取材で自分と違うタイプの方と話す時、その方がどんなことで喜ぶのか、ポジティブなマインドになるのか、分からない時があるんです。何となく『こうかな?』と思うことを手探りで話して、それが当たっているだけで、心の底から喜びに共感しているわけではないから、分からないんです」 と、話の流れでぽろっと、一緒に食事をしていた取引先の方に言ったことがある。 「あ〜確かに。小野寺さんって、ネガティブなことへの共感はしてますけどね」 そうそうそうそう、そうなのだ。ネガティブなこと、「人が嫌だ

          「アップデーター女」日記|小野寺

          「みんな鞣した革だかんね〜」日記|小野寺

          私は、私の書いた文章を「大切にしてほしい」。大切な文章だな、と思ってくれる人が一人でも多くいたら、いい。それで、文章を書いた小野寺美咲自身も大切にされたら、もっといい。 自分がやりたいことについて考える機会があって、これまで「小説家になりたい」と言ってきた。けれど売れたいわけでも有名になりたいわけでも多くの人に自分を知って欲しいわけでもなく、何か矛盾がある気がしてきたが、冒頭のことにやっと思い至ってハッとした。そうですよ。ずっと、そうだったじゃん。と言いつつ、やっぱり小説は書

          「みんな鞣した革だかんね〜」日記|小野寺

          「今だから刺さるコンテンツ」日記|小野寺

          昔は刺さらなかったものが、歳を重ねた自分にいたく刺さる。逆も然りで、「あの時」好きになれたからこそ、自分にとってフェイバリットな存在であり続けるコンテンツがたくさんあると思う。 ここ数日、アニメ「PSYCHO-PASS」シリーズが面白すぎて夜な夜な何話もぶっ通しで視聴している。昨夜で3日目、とりあえず2期の途中まで観ました。きっかけはXに流れてきた企業コラボの描き下ろしイラストで、「とんでもなく好みの顔のキャラクターがいるな」と強烈な興味が湧いて。 この作品は様々なメディ

          「今だから刺さるコンテンツ」日記|小野寺

          「無名人インタビューモニター楽しい」日記|小野寺

          先月頭から、無名人インタビューの「インタビューモニター」に参加させてもらってます。 大元の企画、無名人インタビューについてはこちらのnoteに↓ 私が参加させてもらっているインタビューモニターの役目は、経験を積みたい(あるいは話を聞きたい)インタビュアーの方に、ひたすらインタビューされること。 ・心地良さを与えるインタビュアーになりたい/インタビューの精度を上げたい ・人に話を聞いてほしい、という欲求が常にあるので解消したい この2つの理由から応募してみました。実際にイ

          「無名人インタビューモニター楽しい」日記|小野寺

          「BLが教えてくれた人間関係」日記|小野寺

          6月末に東京で開催される大規模な同人誌即売会イベントに、私も出展者として参加する。ボーイズラブの妄想をせっせと詰め込んだ小説の新刊はすでに製本済みで、自宅の隅に置いた段ボールの中で、誰かの手に渡るのを、今か今かと待っている。 私は小学校3年生の頃からボーイズラブの概念を理解していて、昔はおそらく仲間内への自己表現とか、仲良くなるためのツールとして使っていた。ボーイズラブを切実に好きになったのはいつからなのか、あまりよく思い出せない。 しかし、29になった今、私の人生からボー

          「BLが教えてくれた人間関係」日記|小野寺

          「PMSを見越した予定」日記|小野寺

          フリーランスになって一番大変なのは、己を律することだった。会社や人の目がなければ私はすぐにサボる。楽しいことばかり見つけてしまう。 それに加えて、気圧とPMSが自分をもっとぐちゃぐちゃにする。なんでこうもちゃんとできないのか!と毎月不安定になり、しょっちゅう発狂していた。 毎日日記をつけていてPMS期間は把握しているので、今月、思いきってその期間に仕事以外の予定を詰め込むことにした。コワーキングスペースで仲良くなった主婦の方と一緒にジムの体験、10年来の友人との食事、門司港

          「PMSを見越した予定」日記|小野寺

          「港町で生き方を考えていた」日記│小野寺

          5月の末に門司港に遊びに行った。みなと祭りという地元のお祭りに合わせて。 あたたかいひとのエネルギー、やりたいことが明確になる、日々の苦しさが和らぐ。門司港は最高!いつでも帰っておいで、と言ってもらえたりした。また帰ります。

          「港町で生き方を考えていた」日記│小野寺

          「我が子の妄想と問答」日記|小野寺

          オーディブルを生活に取り入れてからというもの湊かなえ先生ブームが到来していて、先日『母性』を聴き終えた。紙本でも読んだことがあったが、音声でも面白かった。読了後の「面白かった」には人それぞれの捉え方があるけれど、私は「作品を踏まえて実生活を省みる余地の広さ」で測りがちである。 私にも両親がおり、育ててもらってここまで来た。その記憶を思い返しながら、読了後に思ったのは「成長過程での多少の強要や我慢は必要で、そのいずれもは呪いになる」ということだ。お守りになるかもしれないが。誰

          「我が子の妄想と問答」日記|小野寺

          「こうしているうちに体は動かなくなる」日記|小野寺

          いじっぱりで褒められたくて評価されたい、これにおいて単なる無能だという事実を知られたくないから、私は小説を書くことを先延ばしにしているのだ。下手ってことが分かるから。めんどくさいわけじゃない、だってどうやったって褒めてもらえる同人誌はセコセコ、誰に言われなくても作るじゃん。 小説を書かなくても生きていけるから、全然、今、生きている。でもずっと、逃げている。逃げなければじゃあ面白いものが書けるのか?と言われたら別に書けないんだろうけれど、人生のうちこんなにやってみたいことがある

          「こうしているうちに体は動かなくなる」日記|小野寺