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発達段階に応じたiPadでの3つの文字入力の方法

タイピングはできるだけ早期にスタートを

これまで手書きが99%を占めていた学校において、一人一台のタブレットによりその在り方が大きく変わろうとしています。単純に手書きよりもスピードが速いこと、そして修正が容易なことから、タイピングの有用性は明らかです。手書き文化が大切という意見はもちろん尊重しますが、タイピングには計り知れないメリットがあるのでできるだけ早い段階で身につけさせることが大切だと考えます。

その1 タイピング入力

最も基本的な文字入力の方法になります。キーボードを装着した状態での使用が前提です。慣れれば手書きよりも圧倒的に速いため、子どもたちのアウトプッ量が大きく向上します。なお、タイピングのスキルはこれからは九九と並ぶぐらい必須となってくると考えます。これは個人的な考えになりますが、3年生でローマ字を習う関係で、それ以降にタイピングを始める傾向がありますが、下記のようなタイピングソフトを使って遊び感覚で練習していくうちにローマ字を覚えていくという逆転の発想を持っています。



その2 フリック入力

スマホでおなじみのフリック入力をすることができます。キーボード画面の2点をタップして内側にピンチインをすることで、通常のキーボードからフリック入力モードへと変わります。直感的なのでキーボードよりも速く入力できる子どももいると思います。しかし、指一本で文字入力するフリックと、指10本で文字入力するキーボードとでは、やはり後者に軍配があがります。そのため、野外で立って活動している等、キーボードが使えない状態の時の使用に限っての使用にとどめ、基本的にはキーボード入力をすることを指導すべきだと考えます。


その3 音声入力

近年の音声入力による精度の向上は著しいものがあり、音声入力が十分に機能するようになりました。例えば、桃太郎のあらすじを多少早口でしゃべっても、ほぼパーフェクトに文章に起こすことができます。改行や句読点を打ったりする作業はそれぞれ音声によって割り当てられており、それらを活用することでキーボードの操作を一切なしで文章を書くこともできます。
 なお、音声入力はデフォルトでは使用できないため、下記の方法で音声入力を有効化する必要があります。
 また、改行作業や句読点等も下記のコマンドで入力することができます。