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けさのまにえふしふ

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けさのまにえふしふは、テルヤが朝に読んだ万葉集の歌について、ひとり読書会よろしく、あれやこれや呟いたものである。
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#鶏

けさのまにえふしふ91

里中(さとなか)に鳴くなる鶏(かけ)の呼び立てていたくは泣かぬ隠妻(こもりづま)はも(11-2803)  里中尓 鳴奈流鶏之 喚立而 甚者不鳴 隠妻羽毛 けさのまにえふ。「人里の中に飼われて鳴くような鶏とは違って、呼び立てて大声で泣くこともない隠り妻よ」 この感性なあ、と思う。これ、隠り妻へのいじらしさみたいなことをうたってるんだよね? 鶏のこと「かけ」って、まんま鳴き声やん、という感想がすっとぶね。 ただ、あまりに演歌的なので、本当にその読みでよいのか疑問はある。