緩やかにリモートインターンを募集します(受付締め切りました)

下記のインターン募集は締切させていただきました、たくさんのご応募ありがとうございました。引き続きネパールでの現地インターンの方はいつでも受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。
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こんにちは、理事の畠山です。今日はリモートインターン募集の告知をしたいと思います。シンプルに言えば、instagramを開設したは良いもののイマイチ活用の仕方が分からないので、その運用をお願いしつつ、そのお礼に、国際教育協力でキャリアを築き一子供達の有意義な学びに貢献できるようになるためのお手伝い(具体的には、ゼロからの大学院留学の準備、教育統計や分析手法のお勉強、JPOや空席公募に出す際の書類の添削など)が出来ればと考えています。

背景

サルタックは、貧しさやマイノリティといった背景に拘わらず、全ての子供達が有意義な学習ができる社会の実現を目指して2012年に設立されました。

全ての子供達が有意義な学習ができる社会を実現するためには、様々な事に着手しなければなりません。それは、教育行政の強化であったり、教員の支援であったり、保護者や地域への啓発活動であったりします。しかし、まだ我々のリソースやキャパシティが限られている事から、高い効果が確認されているだけでなく、費用対効果が高くかつ公平性にも配慮されているという理由から、不利な背景を持つ子供達への読書支援活動に着手しました。

具体的には、我々が活動しているラリトプール市内の公立学校(※教育の民営化が進むカトマンズ盆地内では、富裕層=私立、貧困層=公立に分かれてしまっているので、公立学校支援が貧困層の支援につながるという構図が出来てしまっています)に絵本を配り、朝読書をしてもらったり、我々の研修を受けた大学生のボランティア達が学校へ行って絵本の読み聞かせをしたり、読書の重要性を地元住民が認識して子供達が本を読む事を推奨してもらえるように読書フェスティバルを開催したりしていました。

それと並行して、より困難を抱える子供達に対して、放課後の学校施設を活用して学習センターの運営と、文字が読めない母親たち向けの識字教室も開催していました。また、2019年にはラリトプール市内の幼児教育施設に対して調査を行い、4歳児の発育状況と、それに結びついている要因を分析した報告書を出版・市役所に提出しました。

新型コロナ禍では、学校が閉まってしまった子供達が学習を継続できるように、クラウドファンディングで多くの方々からのご支援を頂いてバグマティ区と協力して学習教材の配布を行いつつ、オンラインへのアクセスがある子供達も学びを継続できるように学習教材をFacebook上で無償で公開しました。

現在は、新型コロナ禍の休校で殆ど何も学べなかった子供達を対象に、学習センターの運営をしています。コミュニティからチューターを採用し、子供達の学びの遅れの度合いに応じて個別指導を行っています。新型コロナの子供達の学びへの影響の大きさから、これまでよりは規模を数倍以上に拡大して実施しています。

タスク

従来のインターン達と同じく、国際教育協力分野で活躍するための研鑽を積んでもらいます。具体的には、

①理事の指導の下で、国際教育協力の中でご自身の興味関心のあるトピックを選んで、ブログ記事を執筆して頂きます(※これまでのインターン達が作成してきた記事の一覧はこちら

②(関東在住であれば)何かしらイベントをやる事があれば、そのお手伝い

③特に今の所何か思いつくものはありませんが、何かしらお手伝いをお願いしたい時に、お時間があれば、よろしくお願いしたいと思います

従来のインターン業務に加えてですが、これまで比較的小規模に運営してきましたが、新型コロナ対応のために規模を急拡大させました。しかし、財政基盤はそれに全く追いついていません。この課題を解決すべく、幾つか手を打つことにしました。その一つが、Instagramを活用した支援の拡大です。しかし、写真や動画を使ったSNSを駆使した経験が無いので、

④サルタック・ネパールがFBとInstagramを更新したら、それを翻訳してサルタック・ジャパンのInstagramアカウントに投稿して頂く

⑤サルタック・ネパールのスタッフと連携して、Instagramに投稿したら面白そうなことを企画して頂く

⑥サルタック・ジャパンの理事を使ってInstagramに投稿したら面白そうな企画が思い浮かべば、それを実施して頂く

も、お願いしたいと思います。

メリット

タスク①を通じて、

①留学に行っても大丈夫なように英語力を高められます

タスク④のブログ記事執筆を通じて、

②大学院の留学を考えている場合、志望動機(Statement of Purpose)を作成する準備が進められます

③国際教育協力に関する論文の読み方・まとめ方・リストの作り方を学べます

また、サルタックの活動に参画して頂く事で、

④留学の準備を進められます。これまでもインターン達を大学院留学に送り出してきましたが、1. Statement of Purposeの書き方を指導して、完成まで何度でもフィードバックします、2. 論文を読む中で気になった研究者のいる所や主要な大学院のコースなどをご自身で調べて頂いた上で、大学院選びに助言します、3. タスク④がしっかりできれば、Ph.D.を持ち国際機関での勤務経験もある理事が強い推薦状を書きます(正し、タスク④の出来が悪い場合、推薦状の中身はそれ相応になります)の支援をします。なので、高い費用を留学斡旋会社に支払わなくても、出願までしっかりサポートします

⑤学習ニーズに応じて、理事陣がサポートします(教育統計分析に必要な知識の習得、質的調査法について、因果推論について、など)

勤務条件

• 待遇:無給
• 勤務場所:リモート・ワーク(自宅等、ご都合の良い場所で作業を進めていただきます)
• 時期・期間:応募者の希望を踏まえて、作業時間・期間を決定します(志望動機に記載しておいて頂けると助かります)。テスト前で忙しいといった理由で数週間休んで頂いても大丈夫です
• 報告:隔週でサルタック理事とオンラインでミーティングを実施し、業務の進捗状況や今後の方針等を協議します

応募者に求める条件

• 将来、国際教育協力を仕事にしようという熱い意志を持つ方(サルタックの理事陣は、大学教員、国際機関(国連、世界銀行)職員、NGO職員、開発コンサルタント、公務員、シンクタンク研究者等として豊富な経験を有しています。これまで、インターン経験者は通常業務の傍ら、進路に関する様々なアドバイスを受けるほか、理事陣からの推薦状を持って英米の大学院へ進学したり、大学院進学後に理事陣と共同研究をしたりしています。サルタックでインターンを行う大きなメリットの一つは、理事陣の知識やネットワークを活用できることですので、積極的にそれらを活用しようという意思を持つ方を歓迎します)

• 途上国の実態を積極的に学ぼうという意志を持つ方(サルタックは、途上国に対して一方的に何かを教えるというスタンスではなく、途上国から積極的に学んでいくスタンスを大切にしています)

・ある程度の英語力(目安としては、1年以内に英米の大学院に出願して語学テストで足切りにされないレベルに持っていける程度ー具体的には次の9月ぐらいまでに大学院留学出願の目安であるIELTS7.0またはTOEFL100点(TOEICだと850点程度)まで持っていける現状&努力が出来る程度を想定しています)

・InstagramなどのSNSを使ったことがある方。ないしは、InstagramなどのSNSのコツを学んで実践する意欲を持つ方

申し込み・問い合わせ先

info@sarthakshiksha.org 担当:畠山

申込みをされる方は、履歴書と志望動機を上記までお送りください。ネパールでの現地インターンも希望される方は、日本語の履歴書と志望動機の代わりに、英文履歴書と英文のカバーレター(もしカバーレターの書き方を知らなければ英文の志望動機で大丈夫です)を上記のメールアドレスにお送りください。

ちゃんと留学準備の面倒まで見る労力の関係で、Maxでも2名迄しか採用できないので、決まり次第この記事のタイトルに「募集締め切り」の文言を入れておこうと思います。それまでは緩やかに募集を続けているので、興味を持っていただけた方は、些細な質問でも大丈夫ですので、遠慮なくご連絡ください。

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