ジャカルタに暮らしてみて。
こんにちは、気がつけば今年も終わり?2022年、まだ始まったばかりだと思っていたのは私だけでしょうか。。サルタック理事のイトウネシアです。
私は現在のユニセフでの仕事の関係で、インドネシアの首都ジャカルタに生活し始め、気づけば計1年(産休期間を挟み)が経過していました。毎日仕事と育児に追われ、余裕なし子でしたが、ようやく自分の中でもジャカルタ生活を楽しむ余裕が出てきたと感じるので、、
今回はジャカルタでの暮らしがどんなものなのか、チラリと紹介したいと思います!
ジャカルタでの生活を一言で表すと、不便が無い、と言ったところでしょうか。
スーパーには豊富な食材、外食レストランの幅広い選択肢、日本食材や日本食レストランもそこら中に(私のオフィスビルには大戸屋も入っています)。お刺身、お寿司、焼肉、ラーメンなどなどいつでもどこでも食べられ、オシャレなカフェやレストランに行き放題、なんて生活が出来ます笑
街の中もメイン通りを中心に整備されていて、綺麗で安全。特に市内を走るMRTという地下鉄は快適そのもの。日本のODAでプラットフォームや電車全ての建設を担った様で、確かに日本基準の快適さ。
気候も一年中夏、といっても今の時期の様な少し涼しい雨季も挟んだり、一年中比較的過ごしやすい気候です(ジャカルタの雨季の洪水は深刻ですが)。ただ夏と言っても、基本曇りが多く、また大気汚染の影響もあり、クリアな青空を見ることは余りありません。。
デジタル化が進んでいて、各種決済は携帯一つで済んでしまいます。家賃や光熱費、インターネットの支払いは勿論のこと、スーパーやレストラン、小さな屋台までも携帯でピッ。何より、Gojekという強力なアプリで、車やバイクなど配車サービスは勿論、飲食、パッケージの郵送、(引っ越しも出来るとか?)など全てこのアプリ一つで完結します。
また、ジャカルタに住んでいて、個人的に最も便利だと思うのは、全てのコミュニケーションがWhatsAppで完結するところです。レストランの予約、デリバリーの発注、マッサージの依頼などなどあらゆるサービス関連から、政府関係含めた仕事関係の連絡まで、ありとあらゆす全てのことがWhatsApp一本で済みます。WhatsApp無しでは生活出来ないくらい、偉大な存在です。
逆にこの街に暮らしていて不便な点としては、
渋滞!!!
これは、本当にひどいです。特に平日の通勤や帰宅時間帯、また雨の時といったら、、
なので、渋滞を如何に回避して生活するかが生活の快適さを決めると言っても過言ではありません。私はオフィスから徒歩圏内のところに住み、車を使うのは週末のみといった生活をして、渋滞をなるべく避けた生活をしています。
またジャカルタは、余暇にすることが結構限られるなぁと感じます。
あまり外も歩けるところは少なく(日中は暑く)、週末にやることと言ったら、モールへ行く、、、TripAdviserでもモールが出てくるジャカルタです。
でも最近は、健康志向な人も増え、ジャカルタの街も健康的な生活を推進している様です。例えば、ジャカルタの目貫通りは毎週日曜朝は歩行者天国となり、ランニング、サイクリング、ウォーキングなど皆楽しんでいます。ビル群を横目に大通りを突き抜ける爽快感は、一種の大都会の醍醐味なのかもしれません。また国立競技場の様なところも一般開放されていて、最近私は週一回走りに行くのが、自分の流行りです。
と言った様に、生活するにはとても便利な街、ジャカルタ。
なんですが、、、
私には何かが足りない。
きっと、それは、
人やコミュニティとの繋がり
なのかなーと感じています。
以前の駐在地であったミャンマーの田舎街は、上述した様な便利なものは何もありませんでした。オシャレなレストランは愚か、スーパーの一つさえも。。
しかし、そこには常に人との温かい繋がりがありました。外国人であり、言葉も通じない中でも、繋がっている、守られている様な安心感が常にありました。地元の人々だけでなく、そこに住んでいる少数の外国人同士のコミュニティも、繋がりを強固に感じられました。
私には都会は向いていないのかなー(一応東京都出身、、)なんてジャカルタのビル群を眺めながら思ったり。
また、インドネシアに住んでいるのに、地元の人々の暮らしから離れている感覚も抱きます。勿論、自分の快適な生活はそれはそれでとても有難いですし、自分の生活や子どものことを考えるとこの生活を手放せる訳でもないのですが、時々その距離感に戸惑うことも事実です。また、この多様なインドネシアという国で、ジャカルタで見えている景色はこの国のほんの一端でしかなく、ジャカルタの常識はインドネシアの常識ではないことも常に意識しておきたいポイントです。
ということで、今回はジャカルタでの生活の様子を自分の心の中の呟きとと共にチラリと紹介させて頂きました。
ここに滞在出来ていることも縁。更にジャカルタ、インドネシアの魅力に触れていきたいと思います。
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