国際機関から内定を貰える英文カバーレターの書き方

こんにちは、理事の畠山でございます。Twitterで、国際機関に応募する際のサンプルカバーレターを公表されている方を見かけたのですが、反響を見ると思いの外カバーレターで苦戦されている方々がいるようなので、一助となればと思い、私のカバーレターのサンプルとコメントを共有しようと思います。

公開するカバーレターは、それぞれ世界銀行・ユネスコ・ユニセフからオファーを貰ったものなので(私の経歴を見ると分かりますが、諸事情でオファーをお断りさせて頂いたものが混じっています)、私は英語が苦手なので書きぶりは改善の余地が大いにありますし、カバーレターの書き方のhow to本やHRの方の意見もぜひ参考にして欲しいと思いますが、私のカバーレターも怒るほどじゃないと思います。当然ですが、全て教育分野の物なので、タイトルに偽り有りで教育分野以外の国際機関のポストには通用しない可能性も勿論あります。ただ、国際教育協力関連の主要機関はカバーしているので、3つとも読めば、それぞれの機関に応募する時にそれぞれ気をつけるべき点だけでなく、国際教育協力のポスト全般への応募に関するヒントが得られるかもしれません。

公開する3つのカバーレターの内、世銀からオファーを貰ったものが最も最近書いたものなので優れていますが、このカバーレターには大雑把なテンプレが存在していて、それはユニセフHQ時代の上司がこれを参考にしろと私に見せてくれた彼のカバーレターをほぼほぼ踏襲(パクリ?)したものです。彼はユニセフの教育部門のドンですし、世銀・ユネスコ・ユニセフの全てで勤務経験があるので、国際機関の教育部門を目指す上では汎用性が高いテンプレなのかなと思います。

同じ内容を私の個人ブログの「国際機関での仕事の話」にもアップロードしておくので、そちらのマガジンを既に購入の方は、敢えて二重に購入される必要はありません。しかし、サルタックの「国際協力キャリア」のマガジンは、私以外にも著者がいてよりinformativeなので、この機会にご購入を是非どうぞ。また、インターンの中で希望者にはこういった指導もしているので、サルタックで修行を積んで、全力投球できる期間もそう長く残っていない病弱な私に代わってサルタックを率いてネパールの厳しい環境にある子供達に教育を通じて貢献してやるぞ(今年は3か月熱が引かない時期がありましたし、今も1か月ずっとお腹が痛いので、もはや全力投球が出来ていない疑惑が濃厚ですが…)、というガッツと情熱のある方はお声かけ下さい。

カバーレター世界銀行編(バランス型)

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上のカバーレターは実際に世界銀行からオファーを貰ったものですが(ポスト名は伏せますね)、カバーレターに何を盛り込めばよいのか・カバーレターで何をしてはいけないのかを解説していこうと思います。まず、二パラ目以降にも目を通してもらえるように、一パラ目に私が盛り込んだ内容を解説しようと思いますが、これを簡単に理解するために、まず、逆にカバーレターで何をしてはいけないのかをお話します。

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