最近観ている3つのアニメ

やっと秋学期が終わりました。行動経済学の大家ジョージローエンスタイン先生の授業を受けたのですが、毎週水曜日に提出する課題の質問の質が高すぎて頭がパンク寸前でした。4時間ぶっ通しのファイナルを終えて1週間が経ちますが、やり切った安堵感と疲労感ゆえなのかいまだにふわふわ感が頭から抜けません。
「大学生が街頭募金する時間があったら、その時間でバイトした方が効率的じゃね?」というツイートを見つけてなんだかもやもやしていました。大学生がバイトで寄付を集めない理由は、行動経済学の授業で学んだprosocial behaviorとmental accountingのフレームワークでうまく説明できるんじゃないかと思ってドラフトを用意していたのですが、頭が休めと言っているような気がしているので、また改めて書こうと思います。

というわけで今回はゆるふわに参ります!最近観ているアニメ3作を紹介したいと思います。アニメと聞いて侮ることなかれ。アメリカに来るまでアニメの面白さと奥深さを過小評価していたのですが、友達に面白いアニメを紹介してもらう中でアニメにはまってしまいました。今後他のサルタック理事陣からも、最近はまっている○○(映画?)の更新があると思うので、乞うご期待ください!ネタバレになってしまうので、ストーリーの中身には踏み込まないのでご安心ください。

1.王様ランキング

国の豊かさ、抱えている強者どもの数、そして王様自身がいかに勇者のごとく強いか、それらを総合的にランキングしたもの、それが〝王様ランキング〟である。
主人公のボッジは、王様ランキング七位のボッス王が統治する王国の第一王子として生まれた。ところがボッジは、生まれつき耳が聞こえず、まともに剣すら振れぬほど非力であり、家臣はもちろん民衆からも「とても王の器ではない」と蔑まれていた。そんなボッジにできた初めての友達、カゲ。カゲとの出会い、そして小さな勇気によって、ボッジの人生は大きく動きだす———— 。

https://osama-ranking.com/#intro

最近毎食のお供に観ているのが、王様ランキング。主人公のボッジがかわいい。それだけで十分癒されるのですが、登場人物が持つ様々な葛藤や複雑性が上手に描かれていて、とても好きです。ピッツバーグでは日々、有色人種、リベラル、貧困層などの固定観念を意識して生活することが多いです。王様ランキングを観ると、人は固定観念では捉えきれないぞと改めて感じることができるような気がします。作者の方がテーマ性を持って書かれているのか分からないのですが、現実から距離を置いて抽象化されたテーマを感じられるのもアニメの魅力かなと思います。

2.ブルーロック

高校生を中心とするサッカー漫画だが、部活やクラブチームとは異なり、日本各地から招集されたFW選手総勢300名が生き残りをかけて試合をするといったデスゲーム要素を汲む作風をもつ。また、絆やチームワークではなく、個人の圧倒的な個性やエゴを求めるといった主題が特徴である。一方、日本サッカーや実在の選手を卑下するような描写があり、連載当初は批判の声もあった。以上のことから、「史上最もイカれたサッカー漫画」の異名を持つ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF

今まで観てきたサッカーアニメ・漫画とはテイストが異なりすぎるのがブルーロック。得点力不足に悩むサッカー日本代表に足りないのはFWにエゴが足りないからだという問題意識の下、ゴールを愚直に求めるエゴイスティックなストライカーの輩出を目指します。アニメ内でのストライカー育成方法が現実世界にどれだけ具体的な示唆を与えられるかは分からないのですが、テーマとしては非常に面白いです。また主人公が自問自答を繰り返し潜在能力を開花させていくプロセスは、今研究で取り掛かっている、メタ認知力やself-regulated learningと親和性があるなと勝手に感じています。走力とカットインが自慢だった私。周りにはサッカーで成功していった選手もいましたが、その人たちとの違いはメタ認知力だったのではないかと思い返します。ただ運動神経が良いだけでは大成できないのがスポーツの世界なんでしょうね。

3.スパイファミリー

あらすじをつけないまでも世界中で大人気なアニメ、スパイファミリー。毎回観るのが楽しみです。あり得ない家族構成や設定が良くて、一話の中でツッコミを入れたくなる箇所が何回もあります。スパイファミリーはアメリカでも大人気です。公式Tシャツを手に入れた強者の友人がいたのですが、当初はオンラインで売りに出された瞬間即完売になるほどの人気ぶりだったようです。

最後に

今学期、公立小学校で一度ボランティアをした際に、子供たちと大学院生の私の間で盛り上がった話題がアニメでした。アニメの力ってすごいなあと実感した瞬間でした。老若男女問わず刺さるアニメがいっぱいあるので、是非仕事・学業の合間にアニメをご視聴ください!

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