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Grade 9-Second Semester: Another Season. Another “The Day”

最後に色々話した日にEくんから、これからたくさん話ができるようにしよう。友達から再スタートしよ。と言われてしまった手前、自分なりに頑張って小まめにMSNでだけだけど話しかけるようにしていた。

今何してる?
この数学の問題ってこういうこと?
本当にどうでもいいこと。
たぶんEくんも話しかけてくれたんじゃなかったか。

学校ででも話してよ、と言われたけど学校で直接話すのはできなかった。いつもEくんは男の子のお友達に囲まれてた。

そんなことが続いていた3月5日 日曜日
夕方にEくんが話しかけてくれてた。私はというとMSNでオンラインになりつつ昼寝をしていた。日曜日、ほとんど誰もいない日なのでまさか話しかけられることがあるとは思ってなかった。
数時間経って目覚めたとき、チャットウィンドウを見て青ざめた。

S:わあああ ごめんー!寝てた.…
E:w いいよいいよ
S:そして、オフラインになります…また夜に戻ってくるー!
E:はーいw

この国に引っ越してきてからずっとお世話になってる英語の家庭教師のお家に行って、英語の勉強という名のインターの宿題を見てもらっていた。
そんなのがあったのかー。とEくんに対して、「日にちを変えてもらったのー」と説明した。


家庭教師が終わって帰宅してから、Iちゃんから詳細はまた学校で言うけど、Eのことで報告があると連絡があった。
何?いいこと?悪いこと?何?!
となる私に、Iちゃんが「わかったわかった。言うよ」と折れる。

ただ、3単語を言っただけ。
I LOVE HERって。

私が家庭教師のお家で過ごしている間、Iちゃんは別件の用事があってEくんと携帯のメッセージでやり取りをしていたらしい。今どこにいるの?から、段々と私のことに話題は移ったと。
「Sarryのことどう思うの?まだ気持ちはあるの?」と
この質問に対しての回答が、さっきの3単語だったと。


時間的にIちゃんからの報告はすでに聞いている。
だけどきっと「条件」を満たさないとダメだとは思ってたと思う。

こんばんはーとEくんから話しかけてきた。

そして、なかなか話せないねーと伝える。
Eくんは不思議な返事をしてきた。

そっかーだったらいいのかーと私

「実際にちゃんと話す」ことを重要視していたはずだったのに、今の状態でも十分話していると捉えられているような発言だった。
色々Eくんと同級生の不思議ちゃん、Aちゃんの話をしたり、最近Shikaと仲良いよね、しかもパパに車で学校まで送ってもらってるんでしょ、意外!とかいう世間話をして、深夜を回った頃、Eくんがまだ起きてんの?と声をかけてきた。

“がんばってるなー”絶対他のシチュエーションでも聞いたことある。
そう思っていたら、現在の時間軸で遭遇した。またこれはその時が来たら振り返りたい(振り返れるといいな)

俺なんか頭痛くてうずくまってるだけーw とEくん。
ここ最近寝不足で、おそらくそれが原因だろうとのこと。だけど、そんななのに
話ししよっかー?wとEくんが聞く。

今回は何なんだろう、と思った。
大丈夫なのかー?と言いつつ同意する。

今の心境は?
心境?ってどういうことをいうのかなー

それはーできることならねー と返した。
Eくんは一度心に決めたら簡単に変わらないと思っていたし、もう今後Eくんと仲良くなることはあっても恋人同士になることはないんだろうと諦めていた。
だけど、Eくんの答えは違くて。

Iちゃんから聞いてはいたものの、驚いた。
どういう風の吹き回し?
前回Eくんが再々確認したように、私も聞いてみた。

高いw 付き合いたいけどー
けどー?
どうするのだー?
どうするー?
Eくんは?
付き合うか。
それはー本心かー?
おう
つきあおー
おk でも不自然やなーw はは

だって学校とかって話しづらいっしょ?w

えーこれってもう付き合ってるってこと?と聞く私に、Eくんは告ってきてwと言った。
どこか外の屋上とかでもwと。

いつものEくんとは違った口調で、戸惑いはありつつも今のこのEくんを捕まえていないとまたどこか沈んでいってしまうかと思いチャットだけど気持ちをちゃんと伝えた。

「もしまた別れることがあってもきっとずっとEくんのことが好きだと思う」

これは私が自分自身にかけた呪縛なのかな、
Eくんが冬に付き合ってた時、私のことはずっと忘れないよと言ったように。

私たちは予知能力者じゃないので、これから先何が待ち受けてるかはわからない。
だけど、双方に対する気持ちを信じて、気の済むまで付き合いたいと思った。私たちならまた前のように元通りに戻れると、私は思い込んでた。

それでも、Eくんはセーフティーネットを張った。
お互い学校ではどっぷり同学年の友達と過ごしていたし、グイグイ入っていくのは無理に等しかった。

未熟な情熱と、何の保証もない明日を信じて、疑いながら三角関係のあの「昨日」を一緒に越えようと思った。

未熟な情熱を 何の保証もない明日を
信じて疑って 足がすくんでも
まだ助走を続けるさ 今日も
一緒に超えてくれるかい 昨日を

Mr.Children/ and I love you
どっかあそびいこーねー がとってもEくんの言い方だ
私は彼のいたハイスクールライフ、一体何回この言葉を聞いた?

あ、明日から学校どうする?と聞くと、
ごめん。俺やっぱり朝起きれなくなってきてて…と言われた。
そっか。じゃあKちゃんと最近はずっとバスが一緒だったからKちゃんとこれからも行くねーと伝えた。
うんw2人で手繋いできてw とEくん。

だんだんといつものEくんにまたなってきて、安心だった。
この時のこのEくんの気持ちは本物だったと信じたい。ね、そうだよね?

時刻は午前の2:30。Eくんと「話す」ときはいつも夜が遅い。

ひっそりと、なんだかSugarちゃんが介入してからあっさりと周りが願っていたように私たちは第二章を歩み始めた。





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