Grade 9-2nd Semester: After the talk Part 2
Eくんとの会話はまだまだ続く。
一度お互いに抱えてた憤りをぶつけたからか、Eくんはまた「知ってる」Eくんに戻った。
Eくんだってまだ進めていなくて、電話してきてたみたいに「もしかしてやり直せるかも」と思っているのに、踏み出せずにいることに苛立つし、三角関係のことはもうどうでもいいと言っていたわりにやっぱりそのことでモヤモヤして私を責めるEくんが嫌だし、堂々巡りな自分も嫌だった。
いっそ嫌われたくて私はつい、トゲを刺した。
ここでEくんは本当の気持ちを語ってくれた。
私も黙って聞いていられた。Eくんが何を思っているのかが知りたかったから。
Eくんがもう、こんなことになったからには好きじゃないしやり直したいとも思わんよ。そう言ってくれたら私も諦める。ちゃんと前を見て「今」と向き合う。
会話が長すぎて間引いているから余計に支離滅裂だけど、要するにEくんの頭の中もいろいろな事情が複雑に絡まってめちゃくちゃだったんだろうとおもう。
好きだけど、やり直せるならやり直したいけど、他人の目も気になる。
あんだけ別れてどん底に落ち込んでたくせに、なんでまた同じ子と付き合うの?おかしいやろwと周りに突っ込まれてたんだとおもう。私も別次元でEくんのクラスメイトだったらそう思う。同じ子とやり直そうと思ってもまたどうせ同じ目に遭うよ。手を引いたほうがいいよ。っと。
当時の私はIちゃん、Hage、マッチョ。
聞かれたらMoyashiやYにもEくんのことを乗り越えれないことを言っていたから、私は周りから何も言われないよ。みんな応援してくれてるよ。とEくんを説得してた。
だけど失恋して恋愛に一生懸命にもうなれないEくんは周りの視線を優先してこの日はこれ以上私たち2人の話は出なかったように思う。
Eくんとだけに会話の時点で夜の23:30を超えてるのに、並行して会話していたFちゃんが学校中に広まっている(らしい)噂を消すために4人で和解したいと言ってきた。
4人が団結して溝を埋めればそのうち周りも何も言わなくなるだろうと。
試しに、Eくんに私とEくんは和解してるのかどうかを聞いてみた。
私はてっきりEくんとは和解をしていると思っていた。
こうやってMSNでも割と頻繁に喋っているし。
「おこってるーってことはもう全然ないけど」
と一言前置きしてEくんは
一生許せないと思う と言った。
たぶん、一瞬でもEくんではない誰かと天秤にかけた私を彼は一生許すことはないんだろう。
そして実際、この出来事はずいぶん長い間彼の心を蝕んだようにおもう。
また別ウィンドウで進行していたHageとの会話でも、この「和解」について私は聞いていた。
それ以前に私のEくんに対する想いや、土曜日にEくんから付き合い直したいと電話で言われたことをHageに話していたのだけどHageは
と言った。
Hage、Eくん、私の3人でみんな各自バラバラになろう。付き合ったりしないどこう。と決めて結論つけた三角関係だったのに、いち早くその約束を裏切って私に電話したことが「先輩のくせに責任持ってない」と感じたらしい。
私がまだEくんのことを好きでいたいと伝えたら、「それはそれでいいんじゃない?」「(Eくんから)拒否られることはない」と一見背中を押してくれているように見せかけて、本当はすごく敗北感を感じていたのだと思う。
Eくんと和解しなくていいやというHageに、私は 「それはうちが理由になってたりする?」と聞いてみた。
答えは、「いやなってないよ」「もともと苦手やった」との答えだった。
Fちゃんが、4人ともちょうどオンラインだし、これから作戦会議と称して4人でチャットしようと提案してきた。
私のチャットウィンドウはこの時点でFちゃん、Eくん、Hage、「三(四)角関係」に関わる当事者各々と個別でチャットも進行するというカオスな状態だった。
ここでも私は「mediator」を発揮。
どっちサイドとも言い切れない中途半端な中立者。Fちゃんをバチバチに貶すHage、かつての恋人同士とつい昨日まで敵視されていたFちゃんと私。まだお互いに気持ちを整理しきれてないEくんと私。Eくんを敵視し、私を諦めきれていないHageと、すっかりHageになびいたことを忘れている私。
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