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Grade 9 - Second Semester: The Talk

1月16日 月曜日
週明け。今日の放課後はFちゃんとキャンパス内で話さないといけない。きっと一方的に悪者扱いを受けるんだろうな、と憂鬱だった。

学校では新学期だからということでBiologyかChemistryの授業で席替えがあったらしく、Kuriと隣に座ってたのが引き裂かれてしまった。
I’m not sitting with you anymore :’( とお互いにMSNで嘆いていた 笑

放課後、私はFちゃんと図書室前で会った。
思い返すと日本人とはいくつもの「大切な話」は図書館前あたりでしてきたな。なぜなんだろう。やっぱ日本語の教室がこの並びにあったからお互い馴染みのある場所だったんだろうか。

現れたFちゃんが開口一番言った言葉は
「ここまできたら何話すか…わかる.…よね?w」
だった。

こえーと思いつつ、頭の片隅ではこんなベタな話の切り口ある?超ドラマの展開じゃん。と人ごとだった自分もいた。

「私たち2人(FちゃんとEくん)がいない間でこんな関係になるなんて私としては信じらんないのねー。」


Eくんにどんな話したの?とこの日の夜MSNで聞かれ、再現する私。
Eくんもこわwと連発していた。
Sarryちゃんかわいそーwと思ったのか、ざまぁ。と思ったのか

Hageが別れの要因と知っているEくんが、Fちゃんに定期的に話していたのは明確だった。FちゃんとしてはHageから勉強との両立ができないからというのが理由と説明されているので、Eくんの話も、Hageの話も納得がいかない。

Eくんから「なんか冬休み中にHageとSarryちゃんが会ったらしい。そんで手繋いだらしい。何があったか知らんけどさーーHageはSarryちゃんのこと好きになったらしいでw Sarryちゃん(俺と)揺れてたらしい。まぁ結局別れることになったけどww」こんな感じに愚痴られたんだろうと思う。
HageがSarryちゃんのことが好きだった?そんなはずはない。だって日本に帰国するまではあんなに順調だったんだから。とFちゃんは思うに違いない。

「だから、本当は何があったのか教えてくんない?」

全て包み隠さずにFちゃんに話したと思いたい。
Eくんのときにしたように、Hageのことを庇うようなことはしなかったと。

Fちゃんは続けてこう言ったらしい。
「ジャケットとか交換.…してたじゃん?あんなことしたら他人まで迷惑かかっちゃうでしょ。だからそんな態度取らなかった方がいいと思ったんだあー。」

確かFちゃんもHageと付き合っている時、ジャケットを交換していた。ジャケットを交換することで迷惑に思うのは恐らくEくんとFちゃんだけだ。
まるで私が交換しよ♪と持ちかけたような言いがかりに、さすがに反論した覚えがある。
「いやあれはHageが.…」。

「Sarryちゃんもよく意思が弱いって言ってるけど、もっと自分の意見言った方がいいと思うよ♪」 と言われた。
私は意思が弱いと言った場所は当時のブログだったので、彼女が私のブログをこっそり読んでいることが分かった。

本当は何が起こったのか知りたがるFちゃんに、私は「Hageとも話して見たら?」と伝えた。
ログを見る限り、どうやら私を解放するのと引き換えにHageが呼び出されたようだった。

この日、帰宅後のHageとのMSNにて

Fちゃんとは最終的に、前お泊まり会したときみたいに、友達に戻りたいんだ。と言われて「ふつーに終わった」らしい。
Hageの話も聞いて、納得したのかFちゃんは私を表面上だけだったとしても許した。

思ったよりあっさり、平和に終わった私は安堵もあってEくんにすぐさま電話をかけた。
昨日の日曜日に、「Fちゃんとの仲が修復できたらまた付き合いたい」という返事をしたからこそ、Eくんは待ってくれていると思ったから。

ちなみに私がFちゃんと話してる間、Iちゃんは私のことを待っててくれたみたいだ。
もしかしたらHageも「宿題をやってる」体で残ってくれてたのかもしれない。私が「Fちゃん、話があるって」と彼を呼んだような気もしてきた

Iちゃんと話し合いの後、放課後、キャンパスの階段を降りるときに今まであまり話してこなかった同級生の韓国人の女の子2人と一緒になった。
どこいくのー?と聞いたら私たちも行こうと思ってたとこと同じ場所にいくーというので、じゃ一緒に行こう!ということになった。
マクドナルドを食べ、プリクラを撮ったことがある。

学校のこと、Fちゃんに呼び出されたこと、Eくんの悪口、韓国人グループの噂 などなどIちゃんとその子たちの4人で話をしたな。
ずっと友達になってみたかったからこうやって遊べて嬉しいって言われてこっちも嬉しくなった。

この頃のスクラップブックのセンスどこいっちゃったのかなあ..


電話をするとEくんは先輩や主に喫煙者がよく放課後たむろしていた校舎のすぐ近くにあるフードコートに他の友人たちといたようだった。
私からの電話を取る前に、電話口で「だれ?」とMarioくんが言っているのが聞こえた。
「あーSarryちゃんやー」とEくん。
私はタイミングを誤ったかな、とおもいつつ誤魔化すこともできないのでそのまま続けた。

Fちゃんと話したよー!
「どやったー?」
元に戻ったよー!
「へぇーよかったなぁーw」

昨日電話もらった話だけど、、、そう切り出したかったけど、Eくんの周りに友達がたくさんいる気配があって切り出せなかった。
Eくんも、何か言おうとしたみたいで2人同時に声が出た。
けどEくんも周りが気になるから「あ、いーやいーや、なんでもないよw またあとで詳しく教えてー」と言って電話を切ることになった。

そして翌日、EくんとMSNで詳細を話すことになる。





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