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The least expected happens in unexpected times

タイトル訳: 予想にもしなかったことは想定外のタイミングで発生する。

2月6日 月曜日

Iちゃんと今のこの状況って全て好都合だよねという話をしていた夜 ー


Shikaとも話をしていた。
感覚だけどこの頃はもうお互いオンラインが被ればほぼ毎日話をしていて、いつも話題はSちゃんの事、あるいはYHくんやEくんのことだった。あと、ひょんなことがきっかけでMSNだけで私は彼を sonつまり息子と呼ぶようになり彼は私のことを mummyと呼んだ。

Sちゃんのことについて特に進展があるわけでもないし、Shikaが具体的に行動を起こそうと思ってるような素振りもない。選択科目も違うしお互いに特にこれといった共通の話題もなかったはずだ。
おまけにここ最近はもしかしたらあんまりSのことは好きじゃないのかもなど言い出していた。

いつものようにyes mummy, good boy sonと並行を辿る会話のラリーを繰り広げていると唐突にShikaが

Shika:俺の今の好きな人知りたい?!
Sarry: いんやぁーはははh

Sちゃんではない好きな人を知りたいかと変化球を投げてきた。
ほぼ反射的に、知りたくないと答えた。
でもそれはあんまりかも。と思い「お前が好きなのはYHでしょ」と緩くボールを放り投げた。
そうしたら、まさかの返答が。

驚きの  顔文字「😳」でしか返せない。

Sarry: 嘘つかないでよ
Shika: 嘘じゃないけど?!
Um..彼女になって?

どうやら“本気”で言ってるらしい。これは予想もしてなかった展開だ。
同時に会話が進んでいたIちゃんとのチャットウィンドウに駆け込んだ。前後の会話の流れなんてどうでもいい。

Shikaから送られてきたメッセージを貼り付けて見せる。

Iちゃんも同じ反応。
盛大な「は????????????????」

Sに振られたからってSarryを「逃げ道」として使ってるだけだよおおおおおお

とIちゃん。私も全く同じ気持ちだった。
それこそ、Hageとの三角、四角関係があってからというもの自分はいつも「2番目」に選ばれる人間だと思っていた。付き合ってた人と別れたり、元々好きだった人を諦めた時などといった条件が揃って初めて「次の相手」として自分が候補に浮上するんだろうというのが自己評価だ。Shikaもこの条件にジャストフィットする。
そう考えるとEくんだけが私を「1番」に選んでくれた人だった。
余談だけど次の学年に上がった時に、より一層この考えは「事実」として私の中で固まる。

どうやったら傷つけずにShikaの申し出を断れるだろうとIちゃんに相談した。日常会話で軽いノリでぶっきらぼうに(今でいう「塩対応」だよね)返すことは簡単にできるのに、ふざけてはいけないシチュエーションで「No」というのは苦手だった。今だって難しい。
とにかく、「だけど今は誰とも付き合わない方がいいと思う。いろんな人を巻き込みすぎてる。ごめん」と伝えて断った。

IちゃんにEくんの次にHageで次にShikaだよ。何がどうなってるの。と溢すとIちゃんは「うわぁあああ モテモテだああああ」と囃し立てた。
まぁ、この流れじゃそうとしか返せなかっただろうと思う。

Shikaはというと、私の「ごめん」と「彼と付き合えない理由」をit’s okayと理解してくれた。
「まだ友達でしょ?」の問いには快く「もっちろん」と私は答えた。

この後すぐにShikaが私に告白したことはさっそくKuriやHageには広まっていた。と、いうよりShika自身がKuriに教えてそれをKuriがHageに教えたようだった。
Kuriが「なんでShikaのこと振ったの?」と追求してきたことがある。「男の子たちとトラブル作るだけだしShikaのことはそういうふうには好きじゃないからだよ」と答えた。「Shika、かわいそ 笑」と言っていた。

後日、Shikaからこのことは忘れて。と言われた。
Sちゃんと私とで混乱してしまいなぜか私にあんなことを言ってしまったのだと。
「あーそうですか。CONFUSED LIKE EVERYONE IS」とIちゃんにキレ散らかした。
混乱しちゃって、、でなんでも許されると思ったら大間違いだと思った。

Shika本人に頼まれたから私も口に出すことはなかった。とっくのとうにこんなこと忘れていてそういえばそれから10何年も経った後の私の結婚式でShikaにもお祝いのコメントをもらった。
本当は日本で再会できそうだったけど、Shikaが当時いた国で水害があったりコロナが流行り始めたりで大学の時に一回再会したのみでface to faceで会えたことはない。












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