Grade 9: Second Semester/Spring Holiday - The Beach Party Mess 2
前回からの帰宅後、お決まりのMSNで、Kuriがすぐさま声をかけてくる。
海に突き落とされて大丈夫だった?とすごく心配そうだった。
当時の口調なので今の時代にそぐわない表現があるけど、Kuriは本当に心配してくれていて実際にズボンを貸してくれたりと手を差し伸べてくれた。
そして私は明らかにKuriに、「守ってあげる」と言って欲しかったんだろうなって文面を見て思う。
Eくんにその気がない今、Kuriなら大切にしてくれるかもと知っていたんだとおもう。
Kuriとの会話で、この日の夜Hageがショートメッセージで急に謝ってきたことも報告していた。
春休み前からずっとHageとはギスギスしたままで、それを解消すべくやっと行動を起こしてきたみたいだった。
パーティーでの私が自然に振る舞っていたからなのは明白だった。
「ごめんな辛かったのに」と謝罪されて、別になんだっていいよ、と言ったはものの、心の中では「で?」だった。許す気はなかった。
Hageから釈明させてほしいと言われたので、久しぶりに電話で話した。
Hageが言うには
「言い訳ちゃうけどおまえがMoyashiから聞いたことはほんまに言ってない。」だった
私は「HageはMoyashiが嘘をついてるって思ってるけど、うちの理解ではMoyashiが誤解したってことだと思ってる」と伝えると、Hageは不服そうで、だけど「とりあえずごめんな」となった。
私としてはHageは私のことが嫌いで、私もHageのことが嫌いでそれならそれでお好きにどーぞのスタンスではあったけどHageはKuriにも私と「喧嘩中」ということになっていてまた仲良くするきっかけだと思っていたらしかった。
ボーリング最中のHageの調子に乗った行動を、Iちゃんもこの日の夜「he was too happy and went too far」と言っていた。
確実に奴は抱きついてきたに違いない。
Iちゃんの話によると、Hageは学校の人たちから嫌われていることを悟っていて、この日の夜一人一人誰に嫌われているか名前をあげてきたらしい。
それもあって名誉挽回を企んでたのかもしれない
また、Iちゃんとの会話でー
唐突に私の身近にいる男子たちについてどう思っているかの面接が唐突に始まった。
それは、以前Kuriが自分のことどうおもってる?どれくらい友達?と聞いてきた時と似ていて。
いろんな人がいる中、いったいどこに私の本心があるのか気になったんだと思う。Eくんとはなかなか話に行かないのに、他の人とは積極的に話してて不思議だったんじゃないかと。
こうやって一通り周りの異性の印象を答えていった。
この話題は今後も何回か繰り返す。
なんの目的があったのかはわからないけど、Iちゃんのようにいつも近くにいた存在からすると、私の本音を知った上でIちゃんも振舞いたかったのかなとも思ったりする。
翌日の予定についてトピックがうつったところで、Eくんがいかに先輩、彼の同級生たちから好かれてるかの話題になる。HE’S POPULAR と笑うIちゃんに、同じく私を人気者だね〜と言っていたことにかけて、「同じだね笑」というと
と言われた。
明日はなにがあるかというと、Sugrちゃんの自宅の共有スペースでBBQパーティーが予定されていた。
夜にはホースくんが本帰国してしまうということで、空港までお見送りに行こうという話だった。
クラスメイトたちのこのビーチパーティーのあと、Eくんから連絡があって「明日一緒に行く?」と誘いがあったらしい。
Iちゃんに「ちゃんと彼女なのかもしれない」と嬉しそうに報告する自分がいた。
今日と打って変わって先輩たちだらけの場で、どうせEくんはMarioくんや他の男の子たちとずっと過ごしてポツンとなるんだろうなと覚悟していたけど、Iちゃんが「そんなの周りの男の子たちが許さないでしょ!絶対Eは一緒にいてくれるよ」と励ましてくれた。
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