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「カウント」と「個別のカウント」の違い ~Advanced Iを解いて~
「カウント」と「個別のカウント」は同じような名前であり、迷うことも多いのではないでしょうか。
私もAdvanced Iを受けて「カウント」と「個別のカウント」のどちらを選べばいいのか迷うことがありました。データを見比べながらどう違うのか、ここでちゃんと理解したくまとめてみます。
迷った点は
私が作りたいと思ったのは「顧客ごとの購入回数」です。これを見るには顧客IdごとのオーダーIdをカウントすればいいと思ったのですが、オーダーIdを「カウント」(=COUNT)すればいいのか「個別のカウント」(=COUNTD)すればいいのかと迷いました。
※これで合っているのかわからなくなりました。
データを見比べよう
困ったときは実際にどう違うのかデータを見比べてみます。
今回は顧客ごとの購入回数が知りたいので、「顧客Id」「オーダーId」「カウント(オーダーId)」を列に入れてみました。
「カウント(オーダーId)」に数字が1~4の数字が入っているのがわかります。
では、「個別のカウント(オーダーId)」はどうなるでしょうか。「顧客Id」「オーダーId」「個別のカウント(オーダーId)」を列に入れてみます。
「個別のカウント(オーダーId)」に数字が1の数字だけが入っているのがわかります。
購入回数はオーダーIdが一意になるように(1つのオーダーIdで1と数える)数えられればよいと思うので、今回は「個別のカウント(オーダーId)」を選べばよいとわかりました。
しかし、なぜ「カウント(オーダーId)」では2~3のような数字も出てきたのでしょうか。その答えは列に「製品Id」も追加するとわかりました。
※「顧客Id」「オーダーId」「製品Id」「カウント(オーダーId)」
※「顧客Id」「オーダーId」「製品Id」「個別のカウント(オーダーId)」
「製品Id」を追加すると、「カウント(オーダーId)」「個別のカウント(オーダーId)」のどちらも数字が1になりました。また、「カウント(オーダーId)」で2~3のような数字があった個所に「製品Id」が複数あることがわかります。
つまり、「カウント(オーダーId)」では「製品Id」の数だけ「オーダーId」が数えられていたのです。「カウント(オーダーId)」ではオーダーIdに重複があっても出てきた数だけ数えていたのですね。
まとめ
「個別のカウント(オーダーId)」は同じオーダーIdを1と数え、「カウント(オーダーId)」はオーダーIdが出た回数を数えるとわかりました。
今回、カウントと個別のカウントを理解するにあたり、下記記事も参考にさせていただきました。こちらにも記載のある通り、自分で一度データの中身をきちんと確かめる作業をすることが大事だと思います。
ここまで閲覧いただきありがとうございました!
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