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超回顧録!ファミマガ

『ファミリーコンピュータMagazine』2代目編集長のさあにん@山本直人が、『ファミマガ』のバックナンバーを手に取りながら、1冊1冊当時の作業のことや本の内容などを思い出し、書…
黎明期のゲーム専門誌の編集部の様子や、編集者・ライターとしてのお仕事のことがわかるだけでなく、19…
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#ゲーム

超回顧録!ファミマガ #7 『ゼルダの伝説』マニュアル編

ディスクシステムの発売は、『ファミマガ』12月号の発売のあたりには、翌年の1月21日へと延期になっていました。延期の決定と前後して、任天堂との初の打ち合わせとなります。 実際にはすでに、マニュアルのページ数、装丁等は決まっており、徳間書店の中では印刷所等も決定済み。私が参加することになった打ち合わせの内容は、ディスクシステムタイトルとして発売される予定のゲームのプレゼンを受けるというものでした。 私はその場で、初めて「宮本茂」さんと会うわけですが、この当時はゲーム制作者が

『超回顧録!ファミマガ』 1985年8月創刊号

 ということで、さあにん@山本直人です。スタートいたします「超回顧録!ファミマガ」は、以前刊行いたしました『超実録裏話ファミマガ』の補追続編という感じのもので、『超実録』が編集部全体の話や、雑誌的な裏話が中心だったのに対し、「超回顧録」のほうは、私、さあにん@山本直人個人の視点による、編集・制作的な、回顧録になります。  とはいえ、私自身もファミマガが号を重ねるにつれ立場も変わってきますので、それに伴い「回顧録」としての視点も変わってくると思います。自分の関わりました『ファ