さあにん@山本直人

まんが情報誌「ぱふ」で勤務後、徳間書店「ファミマガ」「PSマガジン」などの編集長→フリ…

さあにん@山本直人

まんが情報誌「ぱふ」で勤務後、徳間書店「ファミマガ」「PSマガジン」などの編集長→フリー→新潮社でコミックスと電書の編集、制作→再びフリー。今はゲーム関係の書籍をちょぼちょぼやりながら、パート仕事で生計を立てつつ、編集+DTPの仕事を続けております。

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『超回顧録!ファミマガ』 1985年8月創刊号

 ということで、さあにん@山本直人です。スタートいたします「超回顧録!ファミマガ」は、以前刊行いたしました『超実録裏話ファミマガ』の補追続編という感じのもので、『超実録』が編集部全体の話や、雑誌的な裏話が中心だったのに対し、「超回顧録」のほうは、私、さあにん@山本直人個人の視点による、編集・制作的な、回顧録になります。  とはいえ、私自身もファミマガが号を重ねるにつれ立場も変わってきますので、それに伴い「回顧録」としての視点も変わってくると思います。自分の関わりました『ファ

    • 超回顧録!ファミマガ #7 『ゼルダの伝説』マニュアル編

      ディスクシステムの発売は、『ファミマガ』12月号の発売のあたりには、翌年の1月21日へと延期になっていました。延期の決定と前後して、任天堂との初の打ち合わせとなります。 実際にはすでに、マニュアルのページ数、装丁等は決まっており、徳間書店の中では印刷所等も決定済み。私が参加することになった打ち合わせの内容は、ディスクシステムタイトルとして発売される予定のゲームのプレゼンを受けるというものでした。 私はその場で、初めて「宮本茂」さんと会うわけですが、この当時はゲーム制作者が

      • 超回顧録!ファミマガ 1985年12月号 ファミマガらしさが満載になる! クリスマス特大号

        『ファミマガ』をはじめとする「児童誌」の表紙の特徴といえば、蛍光ピンク(DIC584)と赤、黄色、緑、青、紫、そして白・黒といった原色の組み合わせでありますが、年末年始などはそれに加えて金、銀の特色が加わってきます。蛍光ピンクは金赤(M100+Y100)やオレンジの補色、イラストや写真ですと肌色の補色によく使われますので(補色を使うことで、CMYKインクを重ねて印刷するだけの際に起こる、色の濁り=暗くなるを抑えます)、現在でもよく使われておりますが、金銀は最近あまり見かけなく

        • 「超回顧録ファミマガ」 書籍プレビュー版

          COMITIA140で、このエッセイの書籍版を刊行する予定でしたが、もろもろ時間がなくと、ちょっと違った形の本にしたかったのがあり、発行まで時間をいただくことにしました。 代わりではありますが、第1回を「こんなかんじになります」という見本として、プレビュー版で無償配布することにいたしました。先駆けまして、定期購読の皆様に、PDF版をお届けいたしたします。

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        『超回顧録!ファミマガ』 1985年8月創刊号

          超回顧録!ファミマガ 『スーパーマリオブラザーズ』完全攻略本

          11月号の制作が終わり、編集部はそのまま『スーパーマリオブラザーズ完全攻略本』の制作にかかります。とはいえ、すでにMAPイラストの制作は終わっておりますので、作業としては攻略本用のデザイン、原稿をどうやって仕上げるかだけでした。 当時、MAPのイラストは横長の1枚絵で、1つのものが全長で1メーター以上あったと覚えています。基本はビデオ撮影したものを、モノクロのプリンター(医療用のエコー写真とかをプリントする、熱転写用紙のもの。これが一番早かった)でプリントアウトし、つなげま

          超回顧録!ファミマガ 『スーパーマリオブラザーズ』完全攻略本

          超回顧録!ファミマガ 1985年11月号 「スーパーマリオがやって来た!」

           創刊してから3号を越え、4号めになりますと編集部も落ち着いてきます。本の中身についてもさることながら、スケジュールが落ち着いてくるんですね。毎月このあたりが作業時間で、このあたりが〆切。で、このあたりが校了っていう、時間のルーチンが身に染み付いてくるんです。  そうなりますと新しいこともしたくなるわけで、誌面の変化が本格的に始まるのもこの時期かなと思います。そんな雰囲気の中、「任天堂に取材に行く」という命題が与えられました。といっても、京都でなく、東京支社(当時は神田)で

          超回顧録!ファミマガ 1985年11月号 「スーパーマリオがやって来た!」

          超回顧録!ファミマガ 1985年10月号

           バタバタで更新が滞ってすみません。さあにん@山本直人です。  今回は創刊3号。雑誌は創刊して3号目まで、創刊時の勢いで何が何だか状態で進んでいくというようなことを書きましたが、いよいよその第3号であります。  創刊号、創刊2号の実際に部数がどうだったかと言いますと、こちら『超実録裏話ファミマガ』に、実際の売り上げ調査票を掲載いたしましたが、 ●創刊号  部数 113,480部 実売率 75%(85,110部) ●創刊2号 部数  98,300部 実売率 83%(81,5

          超回顧録!ファミマガ 1985年10月号

          まだまだ未開の創刊2号 1985年」9月号

           さて『超回顧録!ファミマガ』遅れて申し訳ありませんの、創刊2号の振り返りであります。創刊号ではまだ「編集」スタッフの中に入っておりませんでした私ですが、この号からは「編集」のクレジットに組み込まれました。とはいえ「ゲーム技術」のクレジットにも名が残り、1冊の本に2回名前が出てくるというちょっと変な形であります。

          まだまだ未開の創刊2号 1985年」9月号

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