映画「宇宙人のあいつ」鑑賞　～真田家は本当にいるのではないかとの錯覚

　映画「宇宙人のあいつ」を鑑賞。
　バナナマンの日村さん、中村倫也くん、伊藤沙莉ちゃん、柄本時生くん、と好きなキャスト揃いで、映画公開の発表がされた時に絶対観たい！と思っていた。完成披露試写会もことごとくはずれ、一般公開のうち、やっと観に行けた。そういえば、昨年、何故かバナナマンのラジオ「バナナムーンGOLD」を高知から日村さんと中村倫也くんが参加していたことがあったけど、この映画の撮影だったのか。
　あまり期待もせず、ただ楽しむだけに久しぶりに映画館へ行ったのだが、　全編、日村さんが長男の『真田家』が中心の家族愛がテーマの映画だったのだが、その温かさが押し付けがましくなく、彼の個性とともにファニーさが溢れていた。家族愛をうたう映画は、涙を誘う作りをしていて、あまのじゃくな私はそれを受け入れられないが、この映画は違っていた。
　真田家の日常はとても素敵で、挨拶をきちんとする、朝食はみなそろって納豆を食らう。時には大事なことを話し合ったりする。私もそうありたいと感じた。皆さんの演技が凄かったため、家族だと思っていたひとりが宇宙人(土星人)だったとありえない設定でも、真田家が実際に存在するかのような感覚になってしまうほど感情移入してしまった。
　今回の鑑賞で、私は大好きな映画の一つに加えることができた。