【グラフ図解】【週1更新】グローバルのリスク資産の騰落率を追う!! 〜4週目〜
はじめましてこんにちは、サラワン@米国債ストレスフリー投資家です!
世界のマネーの動きを追う!第4週目でございます。
早速ですが、以下が’20/2/21を100%とした場合の騰落率となります。
右から左に時間軸が進んでいまして、オレンジ色が今週の騰落率となります。
‘20/04/3週は若干、落ち着きを取り戻し回復傾向にありました。
中でも金と株式は換金売りの戻し買いの動きが出てきているように思えました。
■全体的に回復傾向
先週比で値下がったのは米国債と米ドルのみです。
その他のリスク資産は全て回復傾向にありますので、見た目上は着実に収束に向かっております。
問題は実態との乖離がどれくらいあるかで今後の着地点が決まると思います。
とりわけ、金の価格が’20/2/21ベースで値上がり域まで到達しました。
安全資産と言われる円、米国債と同じく底堅さが見受けられます。
加えて、平常時との乖離が高い原油に関してはより一層注視が必要に思います。
参考までにですが原油に投機できるETFはこちらとなります。手を出す時は要注意ですが。
【1671】WTI原油ETF
【1699】野村原油
【1690】原油ETF
【2038】原油(ダブル)ブル
【2039】原油ベア
■各国で発生する歪み買い
今週際立ったのはFRB/ECBがジャンク債を購入し始めたことです。
本来であれば投資するに値しない債券が買われることは、ある意味で市場の歪みと言えるでしょう。
結果として、ジャンク債と同じく適切な格付けの債券も買いが進みました。
日銀も連日の日本平均を間接的に買い支えています。
これも諸外国と同じように投資に値する行為かは計りかねます。
■日銀の買い支えの思惑を考察
とは言っても、日銀の場合、投資では無く国家の屋台骨を支えるというのであれば話はわかります。
企業は大抵、銀行から融資してもらっています。その時に有価証券(=株)を担保することも少なくありません。
例えば、評価額1億円の有価証券を担保に銀行から7,500万円を借りる形です。
もちろん、評価額が7,500円を割るようであれば、代替の担保を銀行に差し出す必要があります。
もし、日銀の買い支えが無ければ有価証券の担保価値はガンガ下がっていき、銀行に代替の担保を差し出し続けなければなりません。
そうなってしまうと、連鎖倒産が相次ぎ収集がつかなくなってしまいます。
これが全国で発生してしまうと国家の立て直しレベルまで問題が肥大化してしまいます。
- 日銀の買い支え < 連鎖倒産問題の収拾コスト
上記の不等式が成り立つ限りは日銀の買い支えは続くように思います。
■まとめ
ということで、今週のグローバルリスク資産の動向でした。
目下、リスク資産は回復傾向ではありますがコロナ問題はまだまだ収束されておりません。
早急な問題収拾を一個人として願うばかりです。
資産運用としては、比較的変動の少ない円や米ドルにお金をプールし行く末を見守るのがストレスを溜めない行動になるのではないでしょうか。
本記事が一人でも多くの方々の金融リテラシーの向上に役立っていただければ幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回以上となります!
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