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病気との対話--過去世のビジュアライゼーション

ブライアン・L・ワイス博士著「Same Soul, Many Bodies」第3章より (山川絋矢・亜希子訳)

リラックスした状態で目を閉じ、非常に賢い霊的な人物を想像しましょう。その人物(精霊と呼びましょう)は亡くなった親類や親友かもしれません。または知らない人かもしれませんが、それでも会ったとたんに信頼し、愛してしまうような人物です。大切なことは、その人物があなたを無条件に愛している、ということです。あなたは完全に安全だと感じます。
その精霊に従って、古代の癒しと記憶の神殿へと行きましょう。その神殿は白い雲に囲まれた丘の上にあります。入り口にある美しい大理石の階段を登ります。上に着くと、大きな扉がパッと開き、あなたは精霊の後ろから中に入ります。そこには噴水や大理石のベンチがあり、壁は豊かな自然の風景を描いた象眼細工で飾られています。その部屋には他の人達もいます。あなたと同じように、それぞれの精霊と一緒にいる旅人たちです。みんなリラックスして、うっとりとしています。
精霊はあなたを個室へと連れて行きます。そこは前の部屋と同じくらい美しく飾られていますが、床の中央に直接置かれた長椅子以外には、何一つ、家具がありません。あなたはその長椅子に横になります。そして今までなかったほど心地よいことに気がつきます。長椅子の上には、様々な大きさと形と色をしたクリスタルが吊り下げられています。あなたの指示に従って、精霊がクリスタルを配置し直します。緑、黄、青、金色などあらゆる色に輝く光を、身体、または感情、心など、一番癒しを必要としている部分に、レーザー光線のように当てるのです。光が変化します。クリスタルが虹の七色に分光します。その全ての色をあなたは癒しの一部として吸収します。精霊が部屋の一方の壁を見るようにとあなたに指示します。驚いたことに、そこは映画のスクリーンのようになっています。

グループセッションの場合、私はここでゆっくりと10から1へと、数を逆に数えて、参加者に「過去世のイメージが現れます」と言います。家ではイメージがはっきりするまで、しばらく待たなければならないかもしれません。その過去世の中に入り込む必要はありません。二つ以上の過去世が現れるかもしれません。ただ想像するだけでよいのです。過去世が一連の写真のように現れることもあれば、映画のように現れることもあります。ひとつの場面が繰り返し現れるかもしれません。それでも構いません。何を見ようとそれでいいのです。そのスクリーンを見ている間ずっと、あなたの身体はクリスタルから放射されている癒しのエネルギーを吸収しています。癒しはこの人生においてだけでなく、傷の原因となった過去世でも起こっています。過去世の原因と今生での症状の間に直接的なつながりが見えると、癒しはもっと顕著になります。しかし、つながりがわからなくても、癒しはやはり強力です。あなた自身、精霊、神殿、クリスタル、そして光と一緒になって、癒すために働いています。そしてそのどれもがとても強力なのです。

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