幼児期の食事(幼児食)のポイント② 食事時間、噛む力、食への楽しみ

皆さん、こんばんは!
SARAスクール「食の資格」担当スタッフです。

幼児食で気をつけるべきこととして、
前回「栄養と味付け」についてお話しましたが、
引き続き「食事時間、噛む力、食への楽しみ」に関してお話します。

栄養バランスを考えた食事や、味付けに配慮した食事も大切ですが、
それだけでなく、食事をする時間を一定にすることも大切です。

食事の時間がバラバラだと生活リズムが崩れてしまい、
睡眠が妨げられて成長ホルモンが出にくくなって
発育が遅くなってしまったり、体が弱くなったりしてしまいます。

また、十分な睡眠を得られないことで日中の活動力低下を招きます。

仕事の都合などで1日3食、決まった時間に
子供と一緒にご飯を食べられないこともあるかと思いますが、
その場合には子供用の食事を事前に準備しておき、
決まった時間に食べるように仕向けるようにしましょう。

1食でたくさん食べられない場合には
おやつの時間を作って食べさせてあげたり、
体調不良などで食べる量が少ない時には
フルーツやゼリーなど食べやすいものを与えるなど、
必要な栄養素を十分に摂れるよう工夫してみましょう。

また、~3歳までの幼児期前半には奥歯が生え揃い、
~6歳までの幼児期後半には全ての歯が生えてきます。

この時期には食べ物を奥歯でかみ砕いてすり潰す、
前歯や犬歯で噛みちぎるなどの噛む動作を覚える時期です。

柔らかいものだと与えると噛む動作を覚えるのが遅くなるほか、
噛む力も弱くなってしまいますので、
歯の生え具合に応じて少しずつ硬いものも食べさせてあげましょう。

子供は親を見て色々なことを覚えていきますから、
正しい姿勢で食べる、よく噛んでゆっくり食べるなど、
食事の時にも親が子供の手本となる行動をとることが大切です。

また、食事が楽しくなるよう工夫してみましょう。
食事が楽しくないと、途中で食べるのをやめてしまって
栄養が不足し成長が妨げられる場合があります。

工夫としては、たとえば定期的に盛り付けをしてみたり、
キャラクターを真似てみたりするのもよいですし、
一緒に簡単な料理を作って食べるのもおすすめです。

“おいしいね”などとコミュニケーションをとりながら
食事をするのもよいと思います。

子供の成長には食事が必要不可欠です。
食事に気を配り、健全な成長を促進させてあげましょう。

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