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リハビリが必要です。

以前そう言われたことがありました。は?リバビリ?と思いませんか。そう、あの病気になってしまった方たちが身体を回復させるためにトレーニングするアレです。

その時そう言ってくれた恩師のような方は、おそらくユーモアも交えて伝えたかったのでしょう。ちょっと働き過ぎなんじゃないですかと。少し自分を省みる時間を作ってみてはどうですか?とようするにそう言いたかったみたいです。

どうでしょうか。年末の仕事納めまでもしかしすると慌ただしくバタバタされているのかもしれません。頭では分かっていてもキャパオーバーのお仕事を引き受けなければいけない時もあるでしょう。

そういう時は、そうですね。好きな本を読む気もなくすこともあるのかもしれません。というか僕が最近そうでした。そういう時こそ意識的に休みを取り入れる必要があるでしょう。西洋には「安息日」という宗教的な週一の休みがあります。世界を作った神も7日目には休んだのでその日は我々も休もう。そういう理屈です。それが事実がどうかはさておき、村の共同体を維持するにはよくできた仕組みだなあと思いませんか?なぜなら人はそのぐらい強く休めと言われない限りなかなか休もうとはしないからです。とくに日本人はその傾向が強いかもしれません。

もちろんずっと仕事をしていた方が身体が楽な方もおられるでしょう。ただ週一でいいからどこかにでかけ、いつもと違う人に会い、さまざまなカルチャーを吸収しないとあくまでも僕は精神が腐敗していくような感覚に陥ることがしばしばあります。そのようなことはありませんか?

絵を見るのがリハビリになる人もおられるでしょう。あるいは料理を作っている時がそうなる人も。自然の中で鳴く鳥の声に耳を澄ませ、登山の途中で流れる小川の流れに歩調を合わせゆっくりと歩く。そういう人もおられるのかもしれません。もしくは反対に、駅の雑踏のカフェで街行く人々を眺めるのが好きな方もおられるかもしれません。

自分のこころが今何を欲しているのかを耳を澄ませてよく聴く必要があるでしょう。なぜならあなたに今何が必要なのかは最終的なところあなたにしか分からないからです。しかし不思議なことに心の中にある灯火を消してしまうのは往々にして自分自身が多いのですが、その消えてしまった蝋燭に火を灯してくれるのはいつだって他者なのですから。そういう意味でも世間で言う推しがいたり、友人とたまに会ってくだらない話がたまには必要なのかもしれませんね。




✴︎hananosuさま
すてきなイラストですね。
使わせていただいてありがとう
ございます。

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