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IDGsのセミナー参加 〜若干ナナメからの考察

先日、IDGs(Inner Development Goals)のWEBセミナーに参加した。
IDGsというのは、SDGsを進めるプロセスで、目標値は決めてるけれどなんかうまくいかないよね、うまくいかないのはそれを進める自分たち人間がもっと飛躍的にレベルアップしないといけないからだよね、という発想から生まれた人材育成の指針、なんだそう。

面白い内容だった一方で、自分の中でモヤモヤしたので、備忘録。

IDGsの目的は「能力開発」や「個人の成長」ではない、それによって個々がどんな世界を作りたいのか、その世界を作ることが目的なのだ、と演者。この方、著者であると同時に、企業でもあちこちで講演やコンサルをされているらしい。

私はコミュニケーションの仕事をしているので、話の内容は理解できるし、むしろそうそう、よくぞ言ってくれました、となるはずなのだが、実は内心で違和感を覚えた半日だった。

で気づいたのだけれど、テーマがDoingでなくBeing、それも個人ではなく世界のBeingの話になると、一気に宗教観やスピリチュアルに感じるんだなと。
成長を目的にしてはいけないのです、と言われると、え、そうなの?と思う。一言で言うと、ちょっと、胡散臭い。そんなに高尚でなければいけないの? という抵抗なのかも。笑

何度も言うけど、私は同感はしていると思う。
ただ一方で、ビジネス領域で頭のいい人がそれを話しているのを聞くと、うーんどうなのだろう、という反応が起こっているのを、自分ながら感じる。
自分の中で、リアリティとは何か、という問いがいつも綱引きをしている感じ。


しかしながら昨今、世界の潮流はそういう、理解するのにいろんな解釈が必要なものが重要視されてきていると思う。well-beingとかね。このキーワードがSDGsに入っているということは、一つの証拠なのだと思うけれど。

2020年、産業革命から始まった土の時代の200年が終わり、風の時代に入っている。これもその潮流なのかな。


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