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コロナ禍の恋愛事情

息子が塾から帰るなり言った。

「前の席に座ってた子、多分かわいいと思うんだけど」

ほー。

「毎日来てるから、多分高3」

息子は高2で、おりしも10月は希望校の調査。家に送られてきている大学のパンフレットは一通も開けられずに山積みになっているのを、母としてはなんとかしたい。

「その子どこ志望してるの?」

「わかんないんだよね〜。ああいう子に限って、女子大とか行っちゃうんだよなぁ」

彼女につられて毎日塾に行きたいとか言ってくれないかしらん。

「いまいち顔が分からん。マスク邪魔」

コロナ禍の中高生アルアルなんだけど、マスクで口元が見えない、近づくきっかけになる体育祭、文化祭、修学旅行が軒並み縮小・延期で、若者の恋愛事情はだいぶ変わったのではないかなと。

恋愛なんて生存本能なのだから、それが抑制されるのは、生命力の低下につながらないのかな。これが数年後、社会に影響するのじゃないかなぁ。


10月からは緊急事態宣言も解除。
彼女の卒業までに、マスクが外せるようになるといいね。

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