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変わらないものを探している。

「帰ってきていい場所がわからない。」

なんでこんなにモヤモヤしているんだろう。
なんでこんなに寂しさを感じるんだろう。

何で満たされていないんだろう。

ここ最近、ふとした瞬間に、特に1人になった瞬間に感じることです。

私の周りには素敵な人がたくさんいて、素敵な思い出も沢山あって、やりたいことをやれる。なのに、これ以上私は何を求めているんだろうか。そんなに私って欲張りだったっけ?

理由のわからないこのモヤモヤと、そろそろ真剣に向き合ってみようと、実家のベッドで横になりながら文字にしてみる。

弱い部分はあまり見せたくないタチだから、何か嫌なことがあっても大抵笑い話っぽく、そして変に噂される前に自分から言っちゃう方です。相当無理な時は身近な人に頼るけど。(あ、でも最近は全部顔に出てたかも。「大丈夫」って仮面をつける余裕すらなかったかも。)
そんなんだから、この文章を公開するのは相当躊躇う気がしています。書く前なのに。公開するかしないかはとりあえず置いておいて、今の胸の中をちゃんと整理してみます。

この文章で傷つく人もいるかもしれないですが、あまり深読みしないでくださいね。ここに書いていない、大きな、大きな、大きな余白の中に、たくさんあなたとの楽しい思い出が詰まっているから。


大切な人たちと、私

先述した通り、私はすごく素敵な人たちに恵まれています。それもたくさん。たくさん。たくさん。

「咲和の人脈ってすごいよね。」

いつしかそう言われるほどになりました。
たしかに繋がりは多い方です。


でも正直、


今の私には多すぎます。

本当は、私と仲良くしてくださっている一人一人ときちんと向き合って、たくさんお話しして、大切な時間を過ごしたいんです。

だけど気づけば、私のちっさい脳みそにはメモリが足りなくなるくらい、たくさんの人との短い思い出が急速に埋め込まれていっていました。嬉しいことに、「お会いしたいです」「会ってみたい!」っていう言葉を沢山かけていただけるようになって、誘っていただいた機会はできるだけ必ず参加していました。なのに、本当に素敵な人たちとの「曖昧な」思い出しか残っていないかもしれない。すごく失礼な、もったいないことをしていますよね。本当にごめんなさい。

そんな中でも、私が数ヶ月ずつ定着していたコミュニティが2〜3個あります。それぞれのコミュニティにいたときは、大好きな人たちにたくさんの愛情を注いでもらいながら生活していました。感謝しかないです。

でも、やはり長く付き合えばトラブルは出てくるもの。小さいことまで考えてしまう私は、誰かの言動を気にすることが割と多いです。(その分、自分は同じことをしないように気を付けているつもりではいますが…)顔に出て誰かに気付かれるまで、本気の「これは嫌だ」がなかなか言えない私は、その小さなことたちを溜め込んでしまいます。だから、顔に出てる頃には割と手遅れ。自分から心の壁を壊しに行くことを諦めてしまいます。(もしかしたら、私が壁を作り始めていることに気づいていない人もいたかもしれませんが。)そして自らコミュニティを出て行ってしまう。自分から、大好きな人たちと過ごす日々を勝手に卒業していました。

なのに、事情を知っているコミュニティ内の人は「いつでも帰っておいで。」なんて暖かい言葉をくれる。
私が冷たい言葉をかけたこともあるのに。
自分の行動に本気で反省しました。

今また、新たな場所で頑張り始めていました。でも行き当たるのは同じ問題。

そして自己嫌悪タイムが来て、
「何もしたくない」「何も考えたくない」
「もう頑張りたくない」
そんなことしか考えなくなって、

大学の授業にも集中できない。
平和教育のプランも進まない。
複数の所属団体で幽霊部員になりつつ。

「あ〜、何もうまくいかないや。」

勝手に一人で諦めてる。

もうそろそろ、いい加減にしたいです。

私、相当わがままなんだと思います。
自分が見ていたい「綺麗」な世界だけ見ていたい。物事は全てクリアであって欲しい。隠し事はしないで。「汚い」ものは見なくない。その世界観を邪魔するものが少しでもあれば拒否反応を起こす。

これを言葉にして、なおさら自己嫌悪に入りつつあります…笑
言語化って時に毒だったりする?笑

今みたいに、今の環境が嫌だって感じ始めた時、前にいたコミュニティの居心地が良かった部分をたくさん思い出しちゃって、戻りたくなって、

普段注視はしないSNSを真剣に開いて、過去のコミュニティの人たちの動向を見てしまう。

そしたらね、
みんな進んでるの。前に。

当たり前だけど、着実にみんな進んでるの。

嬉しいはずなのに、
なんだか、自分が知ってるみんなとは違うように感じて、

知らないみんなを知ることが少し怖かったりして。

「いつでも帰っておいでね。」

うん、でもね、帰ってきていいのかわからない。今の私が求めているのは過去のみんなと過ごした暖かい時間で、私がいなかった時間を穴埋めすることができるのか分からなくて怖いし、私が今みんなと再び一緒に過ごすことで、みんなが進んでいる道を邪魔してしまわないかとか、いろいろ考えてしまう。

帰りたくなったよ、みんなといた時間に。

でも帰れないよ。





なんでこんなにモヤモヤしているんだろう。
なんでこんなに寂しさを感じるんだろう。

何で満たされていないんだろう。

そんなことを聞いてみたら、ある友だちがこう言った。
「パートナーを求めているんだよ、それは。」

こんな時に、全てをただ優しく包み込んでくれる彼氏でもいたら違ったのかな?地位とか肩書きとかそんなの求めてなくて、ただただ私のことを理解してくれて、辛いときにハグしてくれるような。そんな人がいたらよかったのかな?そんな人を求めていないって言ったら嘘になるかもしれないけれど。




あ、でも、そんな人いた。世界で1番私のことを理解していて、愛してくれる人が。

私のお母さん。

幼少期から何かとトラブルの多い娘で、相当面倒くさかったと思うけど、いつでも真剣に私と向き合ってくれて、時にはものすごく怒ってくれるし、私一人では解決できない大事のときは、私のことを守ってくれる。

大好きなんです。

最近は家にいないことが多いから、きっと寂しい思いをさせてばかりだと思います。そんなこと、チラッと言ってたし。お母さんとはずっと一緒にいたいって思ってる。でも、自分の挑戦したいことや、見てみたい世界についつい目がいっちゃって、旅立ってしまうんだよね。

「いつでも帰って来れるから。」
そう甘えて。

でも最近、実家に帰ったら、そこは自分が知っている場所じゃないように感じることがあります。

「わが家」のカタチ

高校生までの私にとって「わが家」とは、
あたたかいご飯をお母さんが作ってくれる。お父さんがテレビ前を占拠して、そこで寝るからイライラする。家に帰った時はいつもお風呂が沸いていて、スマホを片手にご飯を食べてお風呂に入る。お父さんと言い合いをして、お母さんに言いつけて「ほっときなさい」と言われてぶすくれる。だらける時はとことんだらけて、「早く課題しなさい!」って怒られる。お母さんとたまにドライブして、二人だけの秘密の話をたくさんする。お母さんのお布団に潜り込んで、「もう寝たいからあっちいけ〜」って言われるまでベタベタする。

そんな場所。

今の、「わが家」ですか?

そうですね、今までと変わっていないところももちろんあるけど、

変わったところに、少し寂しさを覚えます。

家に帰ると、変わらずお父さんはテレビ前で寝ています。お母さんとはドライブに行って、最近恒例のスタバデート。たくさん旅の思い出話に花を咲かせます。私がみてきた世界や、最近感じたことをたくさん話します。

だけど、

家に帰っても、
お母さんのあたたかいご飯はありません。
お風呂も沸いていません。
なぜがお父さんが台所に立っています。
お父さんとお母さんが同じ場にいることがありません。
あんなに体も態度の大きかった父が、どこか小さく見えます。気づいたら定年退職していました。

「ここは実家…?」
頭では100%実家にいるって分かってる。
でも何か違和感。


「あれ、家庭内別居始まったかな、これは。」

もともと、父と母は仲良くありませんでした。幼心にもそれがわかるほど。

私が小学生になったばかりのとき、お母さんがずっと家にいたことを覚えている。そのときは何で家にいるのかわかっていなかったけれど、後で聞くと、父が原因で鬱になり、1年間休みをとっていたらしい。
ただその間も、父と別居したりすることなく、朝早くからパソコンで作業をしていた。

鬱なのに、子どものために、鬱の原因と離れることなく耐え抜いて、鬱に勝った。

そんな強い母なんです。

でもね、最近は多忙で大変なこともあって、料理を作る余裕なんてなくて、料理を作ってもそれを呑気に食べる父を見るとストレスになって、父と話す気力すらないと、家庭内での会話はほとんどない。

父は、母の帰りが仕事で遅くなってから、割と楽しげに料理を始めていました。言ってしまうと、味付けはあまり私好みじゃない。でも私が帰ってきた日は、張り切って料理していました。

なんか、今まであまり見ていなかった光景だから、少し変な感じ。

父とは、前まで論理の全く成り立たない言い合いをお互いにしていたけれど、少し私が前より頭良くなったのか、父との会話の論点をきちんと洗い出して「議論」するようになってる。あれ、お父さんとは一生分かり合えないものだと思っていたけれど、こんなに建設的に会話できたんだ。

実家に帰って、完全に拒絶していた父のことを許容できるようになり始めた私と、父のことを完全に受け入れられなくなり始めている母がこの家にいることを心配する私と、葛藤が起きています。

父の不器用さを分かってから、少しずつ父のことを許せるようになりつつも、それを母に求めることはできなくって。私の気持ちがいつも母よりなのは昔からだけど。ひたすらに、「嫌な父だ」とは張り切って言えなくなってしまったことで、母に「離婚すれば?」とは軽々しく言えなくなった。母の気持ちはものすごく、痛いほどわかるつもりでいるし、母のことを大切にしたいから、家庭内別居になっていることは絶対に責めない。それに、責めようと思う気持ちなんて湧いて来ない。

でも少し、前より静かなことが、

父と母と私が交わる動線が少なくなったことが、

嫌にでも「変化」を感じさせてくる。


帰って、来たくないかもしれない。

でもお母さんとはずっといたい。

「お母さん、私と一緒にどこかで住む?」

そんなことを口に出してしまいそうだ。
この家で今の両親の姿を見るのは、あんまり気が進まないんだ。せめて大好きなお母さんと、不器用すぎるお父さん、別々で会えたら気持ちが楽かもしれない。二人の関わり方の悪化を見ると、もっと帰ってきたくないかもしれない。でも二人の関係修復なんて、溝が深すぎて求めてないから。




私の帰る場所って、どこだっけ。

どこにいたら、私は休まる?

そもそも、私の性格がこんなモヤモヤを生んでいる?

何か満たされない気持ちは、
自分の居場所が定まらないからかもしれない。

もう少しだけ、自分のやりたいことをやったら、

実家に帰ってこようかな。


コミュニティには戻れるかわからないけれど、戻ってきていいのかわからないけれど、

実家だけは、これ以上変わらないでいてほしいから。


そんな、回想や今の想いやモヤモヤや、私の暗闇がたくさん混ざったよくわからない話を、最後まで見てくださった私の大切な友だちに、心から感謝します。

こんなやつだけど、これからも仲良くしてくれると嬉しいです。

この文章で傷ついた人もいるかもしれないですが、あまり深読みしないでくださいね。ここに書いていない、大きな、大きな、大きな余白の中に、たくさんあなたとの楽しい思い出が詰まっているから。

今まで本当にありがとうございます。

そして、改めてよろしく☺️


かれこれ2時間半、スマホのメモアプリに誰に向けたかもわからないメッセージを打ち込んでいますが、気づいたら朝になりかけているのでそろそろ寝ようと思います。

おやすみなさい。

今日明日に限らず、毎日が皆様にとっていい日になりますように。

まだまだ未熟で無知な若者だけれど、そんな私でもできること、私にしかできないことがあると信じて前に進み続けます。よろしければ応援お願いします。