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Camperdown program(吃音改善トレーニング⑥)

はじめに

Camperdown programは、Australian Stuttering Research Center(オーストラリア吃音症研究センター)で開発された、12歳以上の学齢期や成人の吃音を治療するためのプログラムです。
このプログラムでは、ビデオなどの訓練モデルを使用して、吃りにくいゆっくりとした話し方が指導され、日常会話での吃音を減少させることを目的としています。
詳細に説明していくとかなりのボリュームになってしまうので、本記事では概略(なるべく詳しく)をまとめます。
(それでも10,000文字いってしまいましたが…)


Camperdown programの優れた点と注意点

実践的な経験に基づく開発

Camperdown programは、理論的なモデルにのみ依存するのではなく、吃音者との実際のやり取りや治療経験から得られた知見に基づいていて開発されました。
このプログラムは、実際に臨床現場での効果が観察され、吃音者が直面する具体的な課題に対処するために設計されています。治療法の開発にあたり、吃音の複雑さと個々の差を考慮し、患者一人ひとりに合わせた柔軟なアプローチが可能となっています。

成人向けの開発と思春期への応用

当初、Camperdown programは主に成人の吃音者を対象に開発されましたが、治療法の有効性と応用範囲の広さから、思春期の患者にも効果があることが示されました。思春期は自己認識が高まり、社会的な相互作用が重要になる時期であり、吃音が精神的な負担となることがあります。この治療プログラムが思春期の患者に対しても有効であることは、思春期の吃音当事者にとって希望となります。

12歳未満の患者への適用について

Camperdown programは、12歳未満の子どもには推奨されていません。これは、プログラムが要求する自己管理能力や、特定の治療技術を理解し適用する能力が、この年齢層ではまだ十分に発達していない可能性があるためです。また、子どもたちが直面する吃音の問題や必要とするサポートの種類は、成人や思春期の患者とは異なる場合が多く、より個別化されたアプローチが求められます。

従来の臨床との違い

従来の吃音治療では、言語聴覚士が特定の発声技術や話し方の戦略を言語的に説明し、患者がその指示に従って練習するという方法が一般的でした。これに対しCamperdown programでは、患者がモデルとなる話し方を観察し、それを模倣することで学ぶアプローチを採用しています。この方法により、視覚的な学習と実践的な模倣を通じて、患者が新しい話し方をより自然に身につけることを可能にしています。

重症度評価スケールの使用

従来、吃音の重症度は、発話中の吃音の発生頻度や持続時間など、定量的な指標を用いて測定されてきました。しかし、Camperdown programでは、吃音の重症度を主観的に評価するスケールを使用します。このスケールは、患者自身や言語聴覚士が、吃音の程度を0(吃音なし)から8(非常に重度の吃音)の範囲で評価します。この方法により、治療の進捗をより簡便に追跡し、患者の主観的な体験に焦点を当てることが可能になります。

形式的な指示の非使用

Camperdown programでは、臨床環境での吃音のない話し方の確立にあたり、具体的な「すべきこと」「すべきでないこと」の形式的な指示をあえて使用しません。代わりに、患者には自身で話し方を調整し、吃音を管理する方法を模索してもらいます。この自発的な学習プロセスは、患者が自分自身の話し方について深く理解し、実生活の様々な状況において流暢性を維持するための自己調整能力を養うのに役立ちます。

これらの新規性のあるアプローチにより、Camperdown programは、吃音治療において患者中心の、より実践的で個別化された方法を提供することができます。これにより、患者は自身のペースで学習し、実際のコミュニケーション状況で流暢性を向上させるためのスキルを効果的に習得することができます。

プログラムの4つのステージ

Camperdown programは、以下の4つのステージから構成されています。

①治療要素の教育(ステージI)
このプログラムで必要とされるスキルを学びます。
吃音のない自然な話し方の確立(ステージII)
不自然に聞こえない話し方を保ちながら吃音を低減させる方法を学びます。
般化(ステージIII)
日常生活での吃音の制御戦略を考え、実践していきます。
治療成果の維持(ステージIV)
長期間にわたって吃音が出にくい状態を維持するための問題解決スキルを確立していきます。

ここからは各ステージの詳細について説明していきます。

治療要素の教育(ステージI)

ステージIは、通常、3~5回の45~60分のセッションを通じて、プログラムを実施するために必要なスキルを学びます。このステージでは以下のことを行います。

① プログラムの概要を理解する
② 吃音重症度スケールの使用方法を学ぶ
③ トレーニングモデルを使用して、吃音をコントロールする方法を学ぶ
④ 流暢性技術スケールの使用方法を学ぶ

吃音重症度スケールとは

吃音重症度スケールは、吃音の程度を定量化するために使用されるツールです。最も重度のスコア(8)は、吃音当事者の中でも最も重度の吃音を表し、最も軽度のスコア(0)は、吃音がないことを示します。
このスケールは、吃音の重症度を量的に捉えることで、治療前の吃音の状態を明確にし、治療を通じて吃音改善の進歩を確認するために使用されます。
また、自分の吃音をより意識し、自己管理のスキルを向上させるのに役立ちます。

吃音重症度スケール
  • スコア0: 吃音がない

  • スコア1: 極めて軽度の吃音で、一般の人には気づかれない可能性がある

  • スコア2-3: 吃音が明らかになり始めるが、メッセージを容易に伝えられる

  • スコア4-5: 吃音が明らかで、メッセージの伝達に若干の困難が生じ始める

  • スコア6-7: 吃音が非常に明らかで、メッセージの伝達が困難になる

  • スコア8: 吃音が非常に重度で、メッセージが完全に失われる

治療の初期段階で、このスケールの使用方法を学びます。治療者は、話し方における吃音の重症度をこのスケールを使って自己評価する方法を指導します。
自己評価したスコアについて話し合い、治療者は自己評価の精度を高めるためにフィードバックを行い、治療者の認識と患者の認識のすり合わせをしていきます。

流暢性技術

流暢性技術は、トレーニングモデルを観察し模倣することによって学びます。この技術は、ゆっくりで誇張されたような話し方を特徴とし、これが吃音のコントロールの主軸となります。この流暢性技術を自分の話し方に適応させ、より自然に聞こえるように調整します。目標は、日常会話中に吃音を低減させることです。

なお、この技術は過去の記事でも紹介したProlonged Speechになりますので、該当記事と関連記事をぜひ読んでみてください。

トレーニングモデル

オーストラリア吃音研究センターのウェブサイトから見ることができるトレーニングモデルを用い、この流暢性技術をできるだけ正確に模倣していきます。
はじめは、固定文の読み上げや一人での話し練習から始め、徐々に自然な会話へと移行します。

スクリプト (Anacondas)
The largest snake in the world is the anaconda. Anacondas belong to the boa constrictor family and are found in the Amazon Jungle. They usually live near rivers or lakes as they like to lie in muddy waters. They are not aggressive and will usually disappear into the water when confronted.

最初は遅すぎて不自然ですが、トレーニングを続けていきながら段々と次に示すように速度を自然にしていきます。

結構普通に聞こえるのでは?と思います。

流暢性技術スケール

流暢性技術スケールは、自分の話し方にどの程度流暢性技術を適用しているを評価するために使用されるスケールです。
このスケールは、0(流暢性技術を全く使用していない)から8(トレーニングモデルに似た流暢性技術を使用している)までの範囲で、どれだけ流暢性技術を使用しているかを示します。

流暢性技術スケール
  • 0点: 自然な話し方で、流暢性技術を全く使用していない。

  • 1点: 自然な話し方で、最小限の流暢性技術を使用して吃音をコントロールしている。ほとんど気づかれない。

  • 2点: 自然な話し方で、いくらかの流暢性技術を使用している。詳しい人なら気づくかもしれない。

  • 3点: 流暢性技術が明らかで、一般の人でも気づくようになる。

  • 4-6点: 病院内での流暢性技術の練習に適しているレベル。

  • 7-8点: トレーニングモデルに類似した流暢性技術。吃音を完全に排除することができ、日常会話では使用することはないが、技術の練習には役立つ。

流暢性技術スケールは、治療中および日常生活での会話中に使用する流暢性技術の程度を観察し、調整するのに役立ちます。
このスケールを使用することで、吃音を減少させるためにどれだけの技術が必要かを把握し、話し方の自然さを保ちながら吃音をコントロールするバランスを見つけることができます。

また、患者と治療者が治療の進行を評価し、必要に応じて治療計画を調整するためにも使用されます。

不安指標

吃音に関連する不安を測定するために2つの指標が用いられます。
主観的不安指標状況回避指標です。
これらの指標は、吃音とそれに伴う社会的不安が治療成果の維持に与える影響を理解し、適切な対応策を講じるために重要となります。

1. 主観的不安指標(SUDS)
0(全く不安を感じない)から10(極度の不安)までのスケールで、特定の状況や思考に対して感じる不安の程度を主観的に評価するために使用されます。
このスケールは、日常生活の中で経験するさまざまな状況における自己の不安レベルを把握し、それに基づいて治療計画を調整するのに役立ちます。

主観的不安指標

2. 状況回避指標

状況回避指標は、吃音が原因で特定の状況をどの程度回避するかを評価するために使用されます。「めったに回避しない」「時々回避する」「常に回避する」という形で記録していきます。
この指標は、吃音による社会的不安が行動にどのように影響しているかを理解するのに役立ちます。また、避けがちな状況を特定し、それらの状況に対処するための戦略を立てる際に重要な情報源となります。

状況回避指標

不安指標と状況回避指標は、吃音治療において感情的・社会的な課題を理解し、対応するための重要なツールとなります。
治療者はこれらの指標を使用して患者の治療進行を監視し、必要に応じて治療戦略を調整します。たとえば、特定の状況に対する不安が高い場合、その状況を克服するための特定のスキルや戦略を提供します。
またこれらの指標は、自己の不安レベルや回避行動を自覚し、それらに積極的に取り組むことを促します。

吃音のない自然な話し方の確立(ステージII)

ステージIIの目的は、トレーニングモデルを活用して、比較的自然に聞こえる流暢性技術を開発し、吃音をコントロールすることです。

流暢性サイクル

ステージIIでは、流暢性サイクルが重要な役割を果たします。
このサイクルは、流暢性技術を使用して自然に聞こえる話し方を習得し、吃音をコントロールするための繰り返し練習の方法になります。
各流暢性サイクルは、
・流暢性技術の実践
・実験
・計画
の3つの部分から構成されます。

① 流暢性技術の実践(Fluency Technique Practice):
トレーニングモデルに可能な限り近い流暢性技術(スコア7~8程度)を使って3~4分間話します。この段階では、自然さを求めず、吃音の重症度スコアを0に保つことが目的です。

② 実験(Experimentation):
流暢性技術を自分に合うようにし、より自然に聞こえる話し方に調整する作業を行います。これは、流暢性技術のスコアを少しずつ下げ、より自然に近づけながら吃音の重症度を低くしていくことが目的になります。
自分の話し方を、目標とする流暢性技術スコアに合わせて調整し、その結果を評価します。

③ 計画(Planning):
各サイクルの終わりに、自分の評価結果を基に次のサイクルの戦略を計画します。これには、使用する流暢性技術のレベルの調整や、練習する特定の状況の選択などが含まれます。

流暢性サイクルの目的

流暢性サイクルは、吃音をコントロールしながら、より自然に聞こえる話し方を習得することを目指しています。このプロセスにより、自己評価と問題解決のスキルを向上させると同時に、このサイクルを通じて日常生活のさまざまな状況で流暢性技術を適用し、自信を持って吃音を管理できるようになります。

ステージIIでは、自宅やその他の日常環境でこのサイクルを実践します。これにより、治療の進行が加速し、技術の定着が促進されます。

ステージIIからステージIIIへの移行タイミングは、患者がステージIIで設定された進行基準を満たした時となります。以下の要素が重要な判断基準となります。

ステージIIIへの進行基準

  1. 流暢性技術の習得: 流暢性技術を理解し、自己の話し方に効果的に適用できるようになっていること。

  2. 吃音のコントロール: 流暢性技術を使用して吃音をコントロールし、治療者との会話中にほとんどまたは完全に吃音がない状態を実現できること。

  3. 自然な話し方への移行: 不自然に聞こえる可能性のある初期の流暢性技術から、より自然な話し方に移行し始めていること。

  4. 自己評価と問題解決スキル: 自分の話し方と吃音のコントロールに関して自己評価を行い、遭遇する問題に対して適切な戦略を立てることができる能力を示していること。

般化(ステージIII)

ステージIIIの目的は、習得した流暢性技術を日常会話に適応し、実際の生活環境で吃音をコントロールする戦略を発展させることです。このステージでは、治療の初期段階で学んだスキルを実生活のさまざまな状況に適用し、吃音の管理をより効果的に行う方法を学びます。

流暢性技術の確認

流暢性技術を使用し、吃音をコントロールできることを確認します。患者は、流暢性技術を適用する際の自己管理能力を向上させ、自信を持って日常生活での会話に取り組むことができるようになります。

話し方の測定比較

自分の話し方に関する測定値(吃音の重症度、流暢性技術の使用度、不安度)について、治療者の評価と一致を図ります。これにより、自己評価の精度を高め、日常生活での流暢性技術の適用をより効果的に行えるようになります。

流暢性技術の練習ルーティンの見直し

自分の生活習慣やスケジュールに合わせて流暢性技術の練習計画を見直し、必要に応じて調整します。練習ルーティンの適切な見直しと調整により、日常生活での流暢性技術の一貫した適用を促し、吃音コントロールの自信を強化します。

日常会話での測定と理解

日常生活での会話中に自分の話し方に関するデータ(吃音の重症度、流暢性技術の使用度、不安度)を収集し、治療者と共に評価します。
これを通じて、自己の流暢性技術の適用を客観的に評価し、問題解決能力を向上させることができます。

ステージIIIにより、自身の吃音をより効果的に自己管理し、日常生活でのコミュニケーションに自信を持って参加できるようになります。また、自分の話し方や流暢性技術の使用に関する自己評価の精度を高め、吃音とその影響に対するより深い理解と対処能力を獲得します​​。

ステージIVへの進行基準

ステージIIIからステージIVへの移行は、以下の進行基準を満たしたときに行われます。

  1. 流暢性技術の一貫した適用: 日常生活のさまざまな状況で流暢性技術を一貫して適用し、吃音を効果的に管理できていること。

  2. 自己管理能力の向上: 自己観察、自己評価、目標設定のスキルを通じて、自身の流暢性技術の適応と管理を自分でできる能力を示されていること。

  3. コミュニケーション目標の達成: 自身で設定したコミュニケーションの目標を達成し、特定の状況や会話の場面で自信を持ってコミュニケーションがとれていること。

治療成果の維持(ステージIV)

ステージIVは、このプログラムの最終段階であり、治療で得た成果を長期にわたって維持し、日常生活での吃音管理を自己管理するための戦略を確立することを目的としています。

自己管理

日常生活での流暢性技術の使用を自己管理し、状況に応じて技術を微調整する方法を学びます。これには、ストレスが多い状況や疲れているときでも、流暢性技術を効果的に適用する能力が含まれます。継続的な自己管理は、長期的な吃音管理と治療成果の維持の鍵となります。自分自身で技術を調整し、日常生活で遭遇する新しい問題に対処できるようになることが目標です。

定期的な自己評価

日記やアプリを使用して、日々の会話や特定の状況での吃音の重症度と流暢性技術の使用度を記録します。これにより、進歩の追跡と必要な調整の識別が可能になります。

コミュニケーション目標の見直しと調整

目標は具体的で測定可能であり、定期的な評価を通じて適宜更新していきます。新しい挑戦を設定し、達成可能なステップを通じて自己改善に取り組みます。コミュニケーション能力の向上は、自信と社会的参加を高める上で重要です。目標の定期的な見直しにより、自己成長を続けることができます。

再発の予防と対応

再発しそうなときのストレス管理技術の学習し、再発時に流暢性技術を強化するための計画の作成などが含まれます。吃音はしばしば再発する性質を持ちます。再発の予防と適切な対処能力は、長期にわたって自信を持って吃音を管理し続けるために不可欠となります。

ステージIVではこれらの活動を通じて、日常生活における吃音の自己管理能力を強化し、コミュニケーション能力の向上と自己効力感の維持を目指します​​。

研究例

ここで、関連研究をいくつか紹介します。

Sueらの研究

プログラムを修了した16名の参加者について、プログラム開始後12ヵ月間、日常会話場面での吃音が最小限または全くない状態で、発話速度も正常範囲であった。今回の結果は、参加者1人あたり平均20時間の通院で達成されました。

Careyらの研究

Camperdown programを用いた吃音治療が遠隔地からでも有効に行えるかを検証しました。
研究の結果、遠隔治療を受けた参加者は、「吃音の頻度の減少」「流暢性の向上」「本人の満足感」において、対面治療を受けた参加者と同等の改善が示されました。これにより、遠隔治療が対面での治療と同様に効果的であることが示されました。

Ericksonらの研究

インターネットを利用した吃音治療プログラムの有効性を検証しました。この研究では、専門家の直接的な介入がなくても、オンラインで提供されるCamperdown programが成人の吃音者に対して効果的な治療を提供できるかどうかを評価しました。
研究の結果、参加者の吃音の頻度を減少し、話し方の流暢性を向上しました。また、参加者はこのプログラムを通じて、自己効力感の向上や生活の質の改善が示されました。

Hearneらの研究

Camperdown programが思春期の吃音者に適用できるか検証しました。Camperdown programが成人に有効であることが既に示されていた中で、特に思春期の吃音者に対するその有効性と実施可能性に焦点を当てました。
研究の結果、思春期の吃音者においても流暢性が向上し、参加者の自己評価においても、コミュニケーションの自信が高まったと報告されました。この結果から、Camperdown programが思春期の吃音者にとっても有効な治療手段である可能性が示されました。

考察と我々ができること

ここからは私の考察です。
上述の通り、Camperdown programは臨床家とともに行い、スキルの獲得、評価のすり合わせ、実用化戦略の構築を行っていきます。日本では行われていないため、本プログラムを受けることはできません(本プログラムを知っている人もかなり少ないようです)。
そこで我々ができることは、この要素を生活に取り入れることだと思います。

具体的には、

  • スケールを用い、吃音の度合いや流暢性技術をどの程度使っているかを定量的に把握できるようにして、現状の位置とこれから挑戦していく位置を理解する。

  • 不安指標を作成し、チャレンジできそうなところからチャレンジするようにする。

  • 練習→実践→検証→評価を繰り返し行い、練習内容や挑戦すべき内容を適宜更新する。

など…

つまり、

  • 客観的に自分の吃音や不安度合いを評価できるようにする。

  • 吃音をコントロールできる感覚を自らの手で養っていく。

  • 流暢性訓練と日常での実践、不安な場面への挑戦を戦略的に少しずつ行う。

ということが重要かと思います。

これらの日々の戦略などについては、また別の記事でまとめていこうかと思います。

参考

1)Sue O'Brian, Mark Onslow, Angela Cream, Ann Packman.(2003) The Camperdown Program: outcomes of a new prolonged-speech treatment model
2)Susan O'Brian , Brenda Carey (2013) Le Programme Camperdown pour les adultes et adolescents souffrant de bégaiement
3)Carey, B., O’Brian, S., Onslow, M., Block, S., Jones, M., & Packman, A. (2010). Randomized controlled non-inferiority trial of a telehealth treatment for chronic stuttering: the Programme Camperdown. International Journal of Language and Communication Disorders, 45, 108–120.
4)Carey, B., O’Brian, S., Onslow, M., Packman, A., & Menzies, R. (2012). Webcam delivery of the Programme Camperdown for adolescents who stutter: A Phase I trial. Language, Speech, and Hearing Services in Schools, 43, 370–380.
5)Cocomazzo, N., Block, S., Carey, B., O’Brian, S., Onslow, M., Packman, A., & Iverach, L. (2012). Programme Camperdown for adults who stutter: a student training clinic Phase I trial. International Journal of Language & Communication Disorders, 47(4), 365-372.
6)Erickson, S., Block, S., Menzies, R., Onslow, M., O’Brian, S., & Packman, A. (2012). Standalone Internet speech restructuring treatment for adults who stutter: A Phase I trial. Journal of Clinical Practice in Speech-Language Pathology, 14(3), 118-123.
7)Hearne, A., Packman, A., Onslow, M., & O’Brian, S. (2008). Developing treatment for adolescents who stutter: A Phase I trial of the Programme Camperdown. Language, Speech, and Hearing Services in Schools, 39, 487-497.

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