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ゆきとシオン

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私たちは再会を何度も繰り返す。 sarajyaの写真とシオンの言葉
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2016年9月の記事一覧

シリウス

あれから、考えてみたんだ。 僕たちのいう世界のこと。 とても大切なことだから。 僕たちは、この世に生まれたんじゃないんだ。 確かにこの星はずっとずっと前からあって僕たちがここにいのちをもらったことは確かだけれど。 僕たちはこの世界に組み込まれた訳じゃないんだ。 僕たちの全てを使って感じているものこそが世界なんだ。 うまく言えなくてごめんよ。 僕たちの世界は僕たち、君なら君の作り得るものでしかあり得ないんだ。 僕には僕の作る世界じゃない世界は存在し得ないんだ。 世界

声なき声

声なき声は この上なく おおくを語る この世のどんな言葉より ふんだんに装飾された詩より 全てわかったような偉そうな論文より 声にならない声 これこそが ヒトであり、たましいというもの 言葉はシオン 写真はゆき http://sarajya.wix.com/sarajya

君はどこだかか美しい景色を見てたけど、僕は君を見ていたんだ。

君の小さな予定。 君の気まぐれな寄り道。 君はどこだかか美しい景色を見てたけど、僕は君を見ていたよ。 真っ直ぐに臨む目を。 景色に心動かされて紅潮した頬を。 そして静かに静かに君の心が弾ける音を僕は聞いたんだ。 大切な人。 どうぞ君の好きなように生きてほしい。 君の思うままに。 信じるままに。 なんでもいい、感じるままに。 その歩みを確かめながら、生きてほしい。 僕は僕で君を見て、僕を確信し、そして人が生きるってなんて美しいんだろうと心からそう思ってるんだ。   僕たちのかた