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「スターバックスリザーブロースタリー東京」に見る日本を表すインテリア

雑誌「Pen 11/1」テーマは東京建築案内でした。
その中で特集されていた世界に誇りたい、東京の最新建築ベスト3!

1. スターバックス リザーブ ロースタリー 東京
2. カシヤマ 代官山
3. とらや赤坂店

今年2月にオープンした中目黒にある店舗
「スターバックス リザーブ ロースタリー 東京」に
先週末、ようやく行くことができました。

オープンから日が経っているにも関わらず、今でも週末には整理券が発行される
ほどの人気店です。
冷たい雨が降る中、午前9時半過ぎ、お店に到着しました。

入り口付近に吊り下げられたオブジェ群

折り紙をモチーフにした天井

ショップで販売されている折り紙モチーフのコースター

折り紙だけでなく、日本のイメージが
いたるところに散りばめられています。

折り紙モチーフの壁

不規則に折りたたまれたプリーツのような壁

カウンターにも和のテイストが散りばめられています。

階段下のディスプレイにもこだわりが感じられます。

coordinator‘s eye

外観のイメージをそのまま内部空間(インテリア)
にも取り入れています。

普段見慣れている店舗との一番の違いは、
目黒川を臨む大きな窓からの陽光、自然の光を
豊かに取り込んでいるところです。

光を受け止める壁も、外部と同じ優しい色合いの木が
ふんだんに使われています。
この日は、冷たい雨の降るグレー1色の景色にも関わらず、店内はふんわりと明るく、温かい色合いのダウンライトと相まって心地よい空間が作られていました。

店内壁面のデザインは、バリエーション豊かに階によって変えられています。
特に、人の目が止まりやすい階段には、アート代りに趣向を凝らした壁が次々と現れるため、飽きることはありません。
4階まではエレベーターを使わず、楽しみながら階段を上り下がりすることをお勧めします。

折り紙モチーフのマグカップで作られた壁。
アトランダムで規則性のない並べ方は秀逸。

壁一面に並べられているのは、
リザーブ店舗で飲み物と一緒に手渡されるカード。

数枚を組み合わせて、小さなフレームに入れると
アートになります。
並べ方を工夫して手作りアートを楽しまれては
いかがでしょうか?

コッパーブラウンが美しい。
店内で一番、目を引く壁です。
光を受けて、銅板に施された模様が際立ちます。

目黒川を覆い尽くす桜の花をイメージした
この焙煎釜は、機能を有したアートです。

桜の無い季節にさくらを想う。
粋な計らいは、日本人の美意識そのもの。
日本に住まうことを誇りに思える室礼(しつらい)です。

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