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ホタルを見に行った

だいたい13年くらい前だと思う 
ほたるを見に田んぼのきわを流れる川に行った

暗闇でほのかに光るほたるを橋の上でぼーっと眺めていた
一人の男性に話しかけられた
その人は以前ある研究所に勤めていたと語った

「クローンの技術はもうできていて、動物実験では成功してる。ひつじのドリーちゃんって知ってるでしょ?」
「だけど、クローンは生まれた時から歳をとっていて老人みたいな顔で生まれてくるんだ、不気味だよ」
「テロメアの長さ(?)が年齢を決めている テロメアを短くすると年齢が若くなるようだ」

「家族に『クローンのお肉が食べられるようになるよ』って言ったら『そんな気持ち悪いもの食べたくない』って言われた」

「一時期日本の食用カエルをフランスに輸出しようとしたら、残留農薬の濃度がすごすぎて輸入禁止になった、でも日本では一切報道されないから日本人はその事実を知らないんだ」
とも語っていた

ほたる見に行ってそんな話になるとは・・・

その地域では、ほたるを保護するため
幼虫の餌になるカワニナ(巻き貝)を増やすよう努力しているらしい
キャベツの葉を川に入れておくと、餌になってカワニナが増えるそうだ

・・・今年はその川の近くではなく、山の中の湿原にほたるを見に行った
川の近くは車がたくさんくるので、車のライトが眩しくてほたるも光らなくなっていた

山の中の湿地帯は、周りに全く車道がなく住宅もなく、暗くて静かな場所で
非常に幻想的なほたるの舞を見ることができた
コロナ禍でほたるたちも休息できたのだろう

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