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アリと小説

朝、顔を洗ってお手入れをしようと窓際にあるドレッサーにむかいました

ふと、ティッシュの箱に目をやると
1枚出ているティッシュがなんだかまだら模様…

「んん?」

よ~く見ると大量のアリ!

マンションの3階の部屋のティッシュにアリ!

あまりの驚きと恐怖に固まってしまいました

ここはマンションの3階なんですけど?
しかもティッシュに?

と、軽くパニックになりながら

どうしよう…
まだ寝ている旦那をたたき起こして処理してもらおうか…

いや、朝から機嫌を損ねられると面倒くさいから
自分でやろう

と、アリまみれのティッシュの箱ごとポリ袋にいれ
それをジップロックにいれてゴミ箱に

ティッシュの箱のまわりにいたアリの大半はそれをやっている間にどこかにいってしまい

目についたアリはひねりつぶし処理

このあと、アリの侵入経路の捜索や殺虫剤のふりまくりでほぼ1日かかりました

それにしてもなぜティッシュ?
ティッシュはおいしい?甘い?

と、思ったときに思い出しました

ティッシュは甘いんだ

ティッシュが甘いことを思い出した小説

いくらなんでも私はティッシュを食べたことはありません

なぜ、ティッシュが甘いことがわかったのかというと

つい最近、アマゾンの電子書籍アプリ「kindle」で無料になっていたので読んだ小説があります

護られなかった者たちへ(著:中山七里)

誰もが口を揃えて「人格者」だと言う、仙台市の福祉保険事務所課長・三雲忠勝が、身体を拘束された餓死死体で発見された。
怨恨が理由とは考えにくく、物盗りによる犯行の可能性も低く、捜査は暗礁に乗り上げる。
しかし事件の数日前に、一人の模範囚が出所しており、男は過去に起きたある出来事の関係者を追っているらしい。そして第二の被害者が発見され――。
社会福祉と人々の正義が交差したときに、あなたの脳裏に浮かぶ人物は誰か。

amazon.co.jp

佐藤健さん主演で映画化もされた小説です

この話の中で
生活保護を受ける必要があったのに、役所の担当者が審査を通さなかったため、食べるものを買うお金がなく、空腹をまぎらわせるために食べていたのがティッシュだったというところがあったのです
ティッシュは無料で配っているし、甘いからという理由で

この部分が結構衝撃的で、それを思い出したのです

アリもティッシュが甘いことを知っていた

そっか~
ティッシュが甘いことをアリは知っていたんだ

それにしてもなぜマンションの3階の部屋のティッシュに…

この小説を読んだのとティッシュにアリ事件が時期的に近かったのが不思議で

こういう社会問題を忘れたらだめだよ

と、なにかが教えにきてくれた

ということにします

アリは2~3日は時々見かけましたが、それ以降は出没していません
良かった~


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