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Design#01|NOTdsの課題で、親愛なる友が営む、宮古島産てぃだメロンのバナーをデザインしたよ!

こんにちは!
今回は私が通うオンラインデザインスクール、NOTdsの課題でバナーデザインを行いましたのでその工程と考察、学びを。

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リサーチ

まず初めに今回のバナーの主役である商品の詳細を書き出しました。
品名:宮古島てぃだメロン
どのような栽培方法で、お値段はいくらで、どんな特徴があって、出荷時期はいつで、他との差異化できる部分などを生産者さんと何度の何度の話しあいをしました。

ちなみに生産者さんは大学時代の友人夫婦。
お二人とも兵庫県出身ですが、宮古島に移住して家族経営の農家さんをされているリスペクト夫婦です。

リサーチの段階で調べたこと
値段を決めるところからスタートしたてぃだメロン。
まずは贈答用にのメロンの値段を。品種にもよりますが4千円代から2万円を超えるものまで。

https://search.rakuten.co.jp/search/mall/お歳暮/404942/

そして次に果物の消費に関するアンケーを。
この時にメンターを担当してくれた方はUXのリサーチが得意な方で様々なリサーチ方法や検索の仕方、深掘り方を教わりました!

https://www.japanfruit.jp/Portals/0/resources/JFF/kokunai/r01chosa_siryo/r01syohi.pdf

このほかにも果物を購入する理由
贈答用に購入する果物
などなど多くのアンケート調査がネット上には落ちています。
その視点で、どんな考え持ってユーザーは物を購入するのか、デザイン前の大事な大事な部分です。料理で言うなら仕込みの段階

情報設計

バナーを作る目的

ここでは明確な目的を設定。
商品を購入してもらうことを第一目的とし、バナーの配信場所をInstagramとしたので今回はクリック後にフォローまでをセットに目的としました。
と言うのもこのてぃだメロン、年間で2回のみの販売になります。そのお知らせは都度インスタで行っているので今回はそこまでを目的にしました。

競合リサーチ

ここでは5-10社ほど、沖縄内外のメロン農家さん、または果物農家さんのリサーチを行います。
リサーチ項目として挙げたのは
①URL
②キャッチコピー
③コンセプト
④価格帯
⑤広告
⑥パッケージ
こちらを主にリサーチをし、てぃだメロンが他と差異化できる部分をじっくり探していきました。

てぃだメロンの強み

他社との違いを出すために重要となってくるのが、この強みの部分です。
ここにとても、とても時間をかけました。この強みの部分を具体的かつ根拠に基づいて決めることができればこれ以降の工程で悩んだりぶれたりすることがだいぶ少なくなります。

今回出てきた独自の強み
・宮古島産
・珊瑚の石灰岩でミネラルたっぷり含んだ潮風で育った味の濃い甘いメロン
・今までのメロンの箱とは全然違ってパッケージがおしゃれ
・天然の冬のメロン
・産地直送
・大玉
・てぃだメロン特有の栽培方法
etc
この中からありきたりなものであったり確信できないものを削って、"てぃだメロンだから"と言うものを深掘りしていきます。

てぃだメロンの連想できる購入シーン

仮説を立てる。
これが大きなポイントになってくると思います。
今までリサーチしたり強みを出したりして打ち出しポイントが出てきたのでここからは購入理由や実際に食べられるシーンを想定して仮説を立てます。
A:贈答用
B:家族の特別な日にみんなで甘くて美味しい宮古島メロン
C:産地直送で生産者を思い出して安心感のある

ターゲット

次にターゲット層の設定を行いました。
今回は3つのバナーで訴求部分とターゲットを若干変えてデザインのテイストも変えそのバナーが一番みられるか、逆にバナーの訴求ポイント/テイストから、てぃだメロンが一番購入していただける層の調査ができるのでは。と思いテストをするという架空の想定を立てて3パターンのターゲット層を設定しました。

キャッチコピー

これまでの情報をもとに、ターゲット層に刺さるキャッチコピーを設定していきます。

FigJamの有効活用

バナー課題の途中で情報を探して探して、いろんな情報が入って来れば来るほど頭がこんがらがってきます!
そこで、絶対的な信頼を置くNOTdsのメンターさんからのアドバイスで、前提を見て把握できるようにFigJamを使えばいい。という神の一声が!

全体を把握できると効率的です
このようにバナーごとにデザインの要素を選定していく工程にも使えます
デザインの方向性を定めるために使用


デザイン

リサーチや情報設計、コンセプト決めで約2ヶ月経っていました。
どれだけこの工程が重要かと言うことを身をもって学ことができました!

ここからデザインに入っていくのですが(途中設計しながら手は動かしていました)
そこで試してみたことでおすすめを。
・ラフスケッチ
1つのバナーに対して約10個のラフを手書きで殴り書きします

もう少し具体的にキャッチコピーを入れてみるなど細かくやったほうが◯

・ラフをもとに60-80%くらいにデザインを作ってみる(アイデアの発散)

作りながら次のアイデアが浮かんではそちらを着手し、を繰り返し。繰り返し。
※本当はもっとイラレのアートボードぐっちゃぐちゃですw

・その中で、伝えたいことの優先順位をもう一度考え直してみたり、本当に組み方やレイアウトがベストかを考えながら1つのバナーをここからさらにブラッシュアップしていきます

最終的にこの2つのレイアウトで迷ったものの、
右の方が直感的に目を引くバナーであったのでこちらを軸に制作しようと決めました!

初校のバナー


そして提出した初校のバナーがこちらです。

75.3点(合格ラインは80点)
バナーA
バナーB
バナーC

この頃からルール改定されまして、合格ラインは80点だったのですが、75点以上であればメンターさんとブラッシュアップをして次の課題にすすむことができるようになりました。

が、しかしそれでは納得できない性格なのですよね。
ここからは次の課題に進みつつ80点超えるまでこのバナー課題も並行してやっていくことにしました。
きっと私の課題はここにあると確信していましたのでここはやらにゃいかん!と闘志を燃やしました。"平均点のものではなく、それ以上のクオリティを作れるデザイナーに。特に情報をきちんと設計されているデザインを作ること"これが今の私の課題でした。

ここからプラス4回ほどブラッシュアップしては採点をしてもらい〜を繰り返しやっと80点を超えることができたバナーがこちら…↓
(メンターの方々が根気強く何度も何度も相談に乗ってくれてとても学びと発見の多い期間でした!ありがとうございます!)

人もデザインもビジュアルだけじゃ選ばれないよって話。

まだデザインを始めたてのころ、とりあえずいけてるビジュアルのデザインを作りたい!と思っていたのですね(なんと愚かな)
でもそれってその先がないんです。
リサーチや情報設計、訴求すべきポイントをターゲットに刺さるようにしっかり定める。そうでないとユーザーはクリックする。と言うアクションですらしてくれないのですよね。
外見だけではなく、しっかりと設計された内容のある内側がないと人もデザインも選ばれないと言うことです。
※もちろんビジュアルも大事!

合格をいただいたバナー

NOTdsの合否判定は本当に細かい部分までしっかりチェックしていただけます!しかも3人のメンターさんからいろんな角度で!
なんと贅沢なのでしょう!
今回5回目でやっと合格点の80点を超えることができました!

合格できたバナーs
バナーA
バナーB
バナーC

私が感じたこと

初校のバナーと合格をいただいたバナーを見比べた時に訴求すべきポイントがデザインい落とし込めてるなと感じました。
例えば、バナーBの"濃くてあまい"の部分!
合格までの道のりで、どうやったら果物の甘さを表現できるかをめちゃくちゃ考えました。

しずるを入れたVer

こんなふうに文字にしずる感を入れて見たり、、、
けどこれって実際は甘いと言うよりもとろけると言うイメージが強く、甘いと言う表現ではないなとなり、
最終的に漢字ではなくひらがなで表現し、色も緑からオレンジ(暖色)に変更することであまさを表現することができました!(メンターさんの知恵を拝借して。)

またバナーCでは伝えたいことが産地直送で生産者の顔が見えるのでそこで安心感をユーザーに与えることができるバナーだったのですが初校ではバナーにしては文字量が多いこと多いこと、、、
そこから文章を削り、本当に伝えたいこと補足情報を抜粋してスッキリさせることができました!

こんなかんじで毎日課題でも実案件でも、うわーーーあーーーもうーーーってなりながら悔しい気持ちを奮い立たせて大好きなデザインと向き合っております。この先もずっと長くデザインを続けていきたいので。

デザイン歴3年とまだまだ浅いのですが、ここまで好きなことに巡り会えたことと、それをお仕事にできていること、感謝しながら今日も私はデザインを楽しんでおります。

NOTdsのお仲間たちの素晴らしいまとめ

言わずもかな。つらつらと文字を綴ったのですが皆さんもお気付きのとおり、まとめるのが下手くそな私。
そんな文章をここまで読んでいただき本当にありがとうございます!

ここで!上手に読みやすく課題についてまとめている3人のnoteやブログもご紹介させいただきたいのです。
是非読んでみてください。(深い深い学びになると思います。ありがとう)

NOTdsのもちさんをはじめ、たくさんのアイデアと考え方を教えてくれたメンターさんたちへ感謝を込めて。


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