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タロットカードⅩⅥ 「塔 THE TOWER」~凶は今日の始まり~

皆さま こんばんは。
玲月彩良(れいづき・さら)です。

今日は、午前中はオンラインのタロットレッスンを行い、午後からは、美味しいと評判の自己焙煎の珈琲豆のお店にお初で行ってきました。

たくさんの珈琲豆に迷いましたが、何杯も飲めるような切れ味の良いあっさり風味の珈琲豆を選びました。


今日のタロットレッスンのリーディングの最終結果は「塔」でした。

タロットレッスンは、「習うより慣れろ」が上達のコツだという私の考えがあり、私のレッスンでは、カードの知識や象意などと並行して、生徒さま自身に占ってもらっています。

まだ始められたばかりの生徒さまには、「塔」の人が叫んで落ちている姿の絵柄は刺激的だったらしく、とても怖がっていました。

「塔 THE TOWER」。
大アルカナの16番目のカードです。

一般的には大凶・大難のカードだと言われていてあまり歓迎はされません。

カードに書かれている絵を見ても、稲妻が落ちた高い塔から悲鳴を上げて落ちていく人達。何だか怖い・・・ですね。

このカードはバベルの塔を表すとされ、「突然の終わり・崩壊」を示します。

高く頑丈な塔は、今まで積み上げてきた経験や権威、自分の守りたいもの。
稲妻は、自然の力。不可抗力。

今の危機的状況の原因は、自分が関与できない外的なものから来ていて
手に負えません。

突然の塔の崩壊に、なすすべもなく、落ちていくだけの人達でした。

ただ塔が崩壊したからこそ、強制的にしろ、外に出ることが出来ました。

外の生活を知らず、塔の中にいた方がいいと思い込んでいた人達にとっては、新たな可能性への第一歩になりました。

すべての出来事は必然です。
今起こっていることは突然の出来事ではありますが、起こるべきして起こったことでもあるのです。

「塔」のカードが出る時は、今の自分を根本から見直す必要がある時です。

今の自分を一度リセットすることは、今までは気が付かなかったことに気が付くことができ、その結果として新しい可能性の選択が出来るようになります。

確かに今あるものの崩壊は、とても大きな衝撃です。

そこだけを切り取ると大凶で大難を覚悟しなければいけません。

ただ、今までの自分に囚われてしまい動けなくなっている方にとっては、無理やりにでも強制終了されたほうが、次の一歩を踏み出すことができます。

そう考えると「塔」のカードは、大凶でも大難のカードでもなく、むしろ「大吉」に繋がるカードだと言えるのではないでしょうか?

「塔」が出るには理由があります。

その問題の背景や前後の事象、関係者の気持ちの変化などから、「塔」が崩したいものが何なのかをまずは把握することが大切です。

外的な要因ではなく、「塔」に自分が最後の一撃を加えることができるようになったのなら、「塔」は終わりであり、そして始まりの第一歩に繋がります。

痛みを伴う変化の後には、必ず希望の光が見えてくる。

そう私は信じています。

「塔」のカードを怖がってネガティブにならないで下さいね。

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