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題名 「ありがとう」

共にした時があり
忘れない日々がある。
長いような短い出来事
今は夢のように浮かんでいる。
これからは一人の道になるけど
思い出を胸に抱え
時折振り返って
懐かしい場所に帰ろう。
淋しさが無いのは嘘になる。
でも流す涙を光に変えて
この先を照らしていく。
あなたに与えて頂いた一つの命は
最期まで炎を絶やさず
守り抜きながら
この命を全うする。
さよならの切なさを打ち消したら
ありがとうの言葉が
この心を熱くする。

            紗羅

8月22日に母親が永眠致しました。
享年70歳です。

母と娘の母子家庭の中
お互いに切磋琢磨しながら
日々を過ごしてきた中

親子と言うよりは
友達のような関係で

自分は母親の事を
ニックネームで呼んでいました。

淋しいし、悲しいと思いつつも
身が引き締まるような思いを
心の底から感じます。

人の人生は
いつどうなるか分からないから
どちらが先に寿命を終えてもおかしくない。
そんな話を良くしていましたが…

母親を先に見送ることが出来て
本当に良かったです。

30年近くの精神的な病を患い
その中で入退院を繰り返し

自分でお腹を包丁で刺して
自殺を図ったこともありました。

腰椎の圧迫骨折で2回の手術をして
大きいボルトを入れたり

胆嚢を取る手術、卵巣を取る手術
体に何度もメスを入れましたが

細い身体の中
体と心の病を抱えながら
強靭な生命力を発揮して
生きていたと思います。

10年くらい前からですが
「70歳で人生を終えたい」
そう言うようになりました。

事ある度に言っていたのを思い出します。

深く理由は聞きませんでしたが
母親の中には

歳を重ねて思うこと
体や心のこと
これからの自分
私のことを考えたりもしながら

口にしていた心だと思います。

偶然か必然かは分かりませんが
今年70歳。

私の感情を抜きにして
母親の思いを考えれば
「うん」と頷き笑顔でいよう。
その気持ちが心の中に広がります。

今日の詩は
母親への思いを書きました。

無事に葬儀も終わり
仕事へもすぐに復帰
noteもいつもと変わらぬように
見させて頂いています。

母親とは
寄り添っていた関係ではなく
それぞれ自由に生きながら
励まし、助け合っていました。

落ち込んでいると
言われてしまいそうなので

しっかりと稼働して
前へ進んでいきます。

母親のおかげで
私はここまで強くなれました。
感謝の気持ちでいっぱいです。

今日は、文章が長くなりましたが
読んで頂きましてありがとうございました。

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