第3回「気候変動おしゃべりカフェ」の参加者ライター記事
ご挨拶
こんにちは、第3回参加者ライターのうーたんです。1月28日に行われた「第3回さっぽろ気候変動タウンミーティング」に参加しました。
タウンミーティングを知ったきっかけ・参加した理由
知人が運営に携わっており、その知人から紹介される形でこのイベントを知りました。第1,2回と、私用が重なっており、興味はあるけど参加できないという状態が続いていました。第3回から途中で参加するということに多少のためらいもありましたが、知人からの勧誘と、「おしゃべりカフェ」という堅苦しい感じのしないタイトルから、参加してみようと決意しました。
第1回、第2回の振り返り
前回までの振り返りでは、今までの2回での議論の内容も知ることができましたが、それ以上に、グラフィックや会場の参加者や運営の皆さんのお話から、回ごとの雰囲気を感じることができて、初参加の身としてすごくありがたかったです。対話の場で大事にされていることも確認していただいたので、その後の対話にも難なく参加することができました。
チャレンジ報告タイム
チャレンジ報告タイムでは、前回の対話の中でいうチャレンジが生まれたようで、その報告が行われました。その中でも、「他人事感がある人もいた」という意見もあって、すごくリアルだなと思いました。社会では気候変動やジェンダーといった社会課題について、声高に叫ばれている一方で、その主張に興味のない人や、真逆の主張を持つ人もいるということをこの時間を通じて感じました。
OST(オープン・スペース・テクノロジー)
今回の対話はOST(オープンスペーステクノロジー)で行われました。4つほどのテーマがあって、いつどこにいって対話してもよいという、いつもの話し合いとは一味違ったもので、慣れないようでいて、すごく居心地のいい対話の場だったと思います。ふらっと立ち寄ったトークテーマで、興味深い対話が行われていたり、「じっとその場にいなければならない」と感じているいつもの話し合いより、気も楽で、楽しくその場にいることができました。
もやもや集計タイム
対話の中で生まれたもやもやを残しておくことがここでの目的だったようです。とっさにアイデアが出てこなかったときの悔しさみたいなものももやもやと呼んでいいのかな?と自分が感じたもやもやを思い出しながら過ごしました。なかなか自分がもやもやしたことを言語化して、さらに可視化するという作業をする経験が多くなかったので、新鮮な気持ちになることができました。
対話の感想
最初に感じたのは、年齢に関係なく、様々な人が来ることに対する驚きです。「対話」や、「気候変動」などといった単語に反応するのは、若者ばかりではないかと考えていた部分がありました。私自身が今まで参加していた対話の場にも、ユースと呼ばれる世代の人は多かったのですが、それ以上の年齢層の方が参加している場面がすごく少なかったからです。しかし、実際に参加してみると、ユース世代以上の年齢の方もたくさん参加されてい
ました。参加する年齢層が幅広ければ、出てくる意見も違いました。OSTにて、パートナーについての話が出た場面に立ち会いました。私がこれまで参加してきたユース世代のみの対話の場では、パートナーについての話題は出る場面が少なかったため、経験していることが違えば、出てくる意見も違うことに気が付きました。そうして、自分の中にはなかった視点を得ることができて、学びが深まったと思います。
これからやってみたいこと
今回の対話を通じて、年齢の違う人と対話する面白さについて感じることができました。ほかにも自分とは違う「属性」を持った人と対話するとどうなるんだろうと興味がわいています。本来、対話の場において、属性に着目し、判断することは推奨されません。例えば、「この人は年上だから、言っていることが正しい」や、「この人は海外経験があるから、意見もグローバルなものだろう」といったものです。このような属性に基づいた判断は、対話の場にある意見に無意識的に信頼を置いたり、あるいは信頼に値しないと考えてしまったりする場合があります。だからこそ、今まで私が参加する対話の場では、属性にはなるべく目を向けないようにしてきました。しかし、今回の対話を通じて、属性が違う人にしか見えないものもあるという点に気づくことができました。属性の違いを判断材料とするのではなく、対話の場をより公正で豊かにするために使いたいと感じ、属性の違う人同士が安心して対話できる場づくりや、環境づくりをしてみたいと思いました。
第3回目のレポート(コーディネーター目線)はこちらの記事になっています。併せてお読みください!
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