先を楽しんで信心せねばならん
百姓の人は種物を選んで先を楽しんでおるが、人間は懐妊中、普通の時より別に心を改めて子供のことを思い、先を楽しんで信心せねばならんではないか。
近い所の懐妊の人々を見ており、その子の心を見なさい。
金光教教典
377頁
山本定次郎の伝え
27
おはようございます。
種物とは、冬の間保存しておいた植物の種子のことです。よい種を選んで蒔き、育て、収穫を楽しむのがお百姓さんです。
お腹の子どもも同じだとおっしゃいます。
「先を楽しむ」というのが、教祖様の御信心の一貫した御姿勢です。
過去を悔やんだり、今の境遇を嘆くということがありません。先を楽しみにして、今の信心を大切にされます。
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過去を悔やんだり、今を嘆きたいことは、たくさんあるのではないでしょうか。
今のコロナの状況こそがそれだ、と言ってもいいかと思います。
蔓延防止措置がなされたり、緊急事態宣言が出されたりしておりますが、北海道は毎日の感染者が減っているとは言えません。まさに出口が見えない状況です。
辛い苦しい状態が続いている方がたくさんおられます。
しかし、「先楽しみ」です。
必ず感染拡大は治まります。神様のおかげはあります。辛い時こそ先を楽しんで、今なすべき信心を続けたいと思います。
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