何事にも信心になりて
人間でも汚いと思う大小便所を定めるのに、方角を見て、金神の留守の間に普請を調え、自侭勝手な行いをしており、病苦災難にかかると、金神の障りと言う人がだんだんあるが、
此方の話を聞いて正直な心になり、実意をもって天地金乃神様を頼み、何事にも信心になりて、悪いことは先に断りを言い、親切な心を持っておれば、だれでも親切にしてくれるなあ。
医師にでも平日親切にしておれば、痛い時に早う親切にして来てくださる。
また平日神様へ信心しておれば、痛い時、諸難ある時に、早く助けてくださる。
金光教教典
369頁
山本定次郎の伝え
16
おはようございます。
ここには、いざという時におかげを受けるには、平日の信心が大切ということが示されています。
正直=裏表がない。
実意=適当にではなく、心を込めて。
先に断る。
相手が助かるよう親切にする。
以上がその内容です。これは神様に対しても人に対しても同じです。
平時にこの信心ができていない人は、いざという時におかげが間に合わないことになります。
*
この平時の信心の稽古は、取次を頂くとできていきます。
また、お取次は、いざという時にとても力になります。
平時でも不時(いざという時)でも、こんな事をお届けしてもいいのだろうかと自分で判断せずに、「先に断る」稽古をしてくと、神様のリズムに乗っていくことができます。
神様のリズムに乗っていくと、しめたものです。
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