肉眼をおいて、心眼を開きて見なさい
天地の神様は、世界中、天地一般に見て、お守りくださるのであるから、合わせ鏡の間に住んでおるようなものじゃ。
目をつぶってお願いしておると、願う氏子の宅地建物が見えるように思う。そのままを伝えれば、少しも違わぬことを言われたと言う人がある。
肉眼をおいて、心眼を開きて見なさい。
金光教教典
362頁
山本定次郎の伝え
2
おはようございます。
山定次郎さんが子どもの頃に父親に付いてお参りした時、教祖様は宅地建物の様子を事細かに言われました。教祖様は山本家にお出ましになったことはありませんので、ご存じないはずでした。
そのことを不思議に思って「五里へだてて、よく知れますことでござります。いかがのお願いでも遠方のことがわかりますか」とお尋ねした時に、この御教えが下がりました。
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天地の神様は、天地一目に見ておられて私どもを守ってくださっていること、そして、肉眼をおいて心眼を開くなら、その神様の目を頂くことが出来るとおっしゃいました。
わたしは、遠方のことがこのようにビデオを見るかのように分かるということはありませんが、目の前の一つひとつ、建物、道路、車、歩く人、遠くの山、・・・が光り輝く感じで見えたという経験はあります。
天地の根源は光であり、その光が一つひとつの物として現れていることを、その時に分からせてもらいました。
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今日は春季霊祭です。
霊様は人間という光としてこの世に生まれ、その光を輝かせて世と人とを照らしてくださいました。そして、今もその光は輝き続けています。
心眼を開いて分からせていただきたいです。
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