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ソフト系

 当店のパンは、「ソフト」系なのだと思います。
 フランスパンとか、カンパーニュとか、いわゆる「ハード」系じゃないので。なのですけれど、作り方としてはハード系の手法も採り入れてます。焼くと耳部分がカリッと香ばしくなるけど中身はふんわりロールパンのような柔らかさ。そんな感じを目指しております。
 こだわりのソフト系。なんかしっくりこないです。ハード系なら「本場のハード系」「ハード系の本格派」というような説明言葉をよく聞きますが、パンの系統に「ソフト」って言葉はあまり使わないですね。
 昔ながらのコッペパンとか、食パンとか、日本的な柔らかいパン。どこにでもあるようなパン。食べなれた味。そういうパンを道産小麦100%・無添加で真面目(愚直?)に表現しております。だから説明がとても難しいです。分かりやすく「これ使ってます!」とか、見た目からして本格派で「格好いい!」という感じじゃないですから。キラキラしてません。かなり面倒くさい作り方をしているのですけれど、出来上がりの見た目は、、、普通です。
 言葉で表現するのが難しいので、先週は当店の食パン3種類の特徴を蕎麦に例えた紙を貼ってみました。
・山食(2山) → 更科そば
・いつもの食パン → 二八そば
・全粒粉タイプ食パン → 十割田舎そば
 とても分かりやすいと思うのですが、どうでしょう? パン屋ですけれど店主は蕎麦も好きです。
 
 よく来店されるお子さんから「クマの塗り絵があったらいい」と言われたので、本気で考えております。このロゴマーク評判いいんです。データを作るときは苦労しましたが、自作なので権利関係の制約なしに何にでも使えますし。エコバッグとか風呂敷なんかもどうでしょう。贈答用にオリジナル風呂敷で包んだ特別な食パンとか。
 そんなソフト的なものも、将来的に充実していければなぁと思ってます。