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教員の働き方改革と地域の力のお話

こんなTweetを見たわけです。

で、思うこと色々ありまして。徒然書いてみます。

先生の仕事

小学校・中学校・高等学校の教員(先生)のお仕事は基本的に「学校の敷地内にある」わけです。
敷地外で夜間のパトロールとか、どう考えても教員の権限を超えてますよね(笑)
登下校の時間に学校外で児童・生徒を見守る、のもどうでしょう?学校外で先生が見てるところで交通事故が起きて「教員のせい」にならない、、、とは限らない世の中です。世知辛いですが、そういったことを考えると「見守り活動」とかは専門の方々にお願いするべきなんじゃない?ってのが今の世の流れです。

じゃあ、PTAとか保護者にお願いするのか

いや、無理でしょう。30年以上前、、、私が小学生だった当時はまだ「父親1人の収入で生活している家が多い」状況でした。母親は家に居るのが当然な時代。それでさえ「PTA活動は大変でやりたくない」という話をよく耳にしました(ウチは共働きでしたが母はPTAやら町内の子ども会とやらの担当を長くしてました、、、それもどうなんだろう、と思ってましたが)。

先程書いたとおり、ここ最近は専門の方々に出てきてもらうのが当然になってきてます。PTAやら教員やらがすることなのかどうか、、、考えるまでも無いような気がするんですよね。

じゃー、「そのお金は誰が負担するのか」って問題です。

お金の出どころ

無いです。そんなお金、どこにも無いです。

税金で、、、という話になりがちですし、「子どもは社会が育てる」という意味では税金が最も良いのはよくわかるんですが、、、

受益者負担」でないの?という疑問。
学校にかかるお金は既に税金で負担しているわけです。先生の給料も、学校の電気代も教科書も税金での負担です。
それ以外の部分、、ワークや持ち帰ることが出来る教材(粘土の像・家庭科で作ったエプロン)と同じな気がするんですよね、警備とかの費用って。

地域見守り隊(この名称もキライです(笑))が必要で警備の人を雇って、、、というのは「その地域の人」にとって必要なのか、、、保護者にとって必要なのか、、、という部分。税金と少しの保護者負担、という形にするべきかなー、、と思うんです。なんでもかんでも「税金で!」といえる程、国(や地方自治体)にお金は無いのは皆わかってるはずです。できるだけ、自分で出来ることは自分たちでやっていかないと、無限にお金が必要になるのは間違いないんですよね、、、。

再び・先生の仕事を思う

教員の仕事、年々増えているようです。最近は教室内の消毒作業も増えたみたいです(教室内の整理整頓の一部だ、ってことですね)。

「授業をすること」が仕事の中心なのは間違いないですが、その周辺に関わること一切が仕事になっていて、、、給食費の催促の電話は教員の仕事なのか?という話だったり、授業料徴収や教材費を集めること(現金を扱う)をまだしている学校があったりしますし、、。部活動は教員の仕事として給与が出ないものなので、土日に部活で指導しても出勤じゃなく代休はもらえないわけで、、、時給でちょっとだけお小遣いもらえる程度です。

そして、「児童・生徒が調子悪ければ話を聞く」ことも仕事です。場合によっては自殺に至るような悩みを聞くことと自分の授業をしに行くこと、を天秤にかける必要あったり、、、も、お仕事です。

そして、地域を見守るために、夜見回りをする。どー考えてもダメでしょう(笑)。

私が教員してた時に「勤続#年で教育委員会から表彰」された先生から打ち合わせで軽く一言を、ってので、、、
「部活指導を頑張り続けてココまで来ました。土日も家庭を顧みず、自分の子どもの部活が何か知らないまま、応援にも行かず、指導して来ました。妻には申し訳ない、、、」という話をしていたのをよく覚えてます。そして周囲は苦笑くらい。別にそうだよなー、という空気感。

また別の学校で、仲の良い先輩教員が言っていた一言
「世間は教員にスーパーマンになれって言ってる。」
生徒指導が完璧にできて・授業を教えれば東大に合格させて・部活の指導をすれば全国大会にでて・悩み相談に対応して・家で何かあれば駆けつけてくれる、そんな先生が理想で、いくつかできないのは仕方ないけど、2つ以上は出来るはずだ、と。

これ、7年以上前の話ですが、今もそんなに変わってないのかもしれません。未だに夜回りするくらいですから、、、。教員は家族との時間取れなくても当然なんですかねえ(苦笑)。

仕事の内容が多岐にわたる&1つずつが重たい&丁寧に仕事しないと人が死ぬ

教員の仕事、もう少し専門家に介入してもらう必要あると思うんです。
事務の人を増やす、とかの前、「学校組織としてどうあるのが健全・安全か」を考え直す必要あると思っています。

、、、というお話でしたm(_ _)m

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